【呪術廻戦】ひとりごと。【男主】 (ページ2)

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二話ページ2

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――7年前、アイツが周りの人間に呪いを使ってしまって、相手を傷付けたらしい。

おまけに自身の喉もやったって。

俺はあまり呪言が使えない。
使えても『動くな』2回位の呪力しかない。

だからあいつより、出来損ない。

そんな俺に、アイツは助けを求めていた。

俺からしたらアイツはただの邪魔者。
アイツからしても俺は邪魔者。

幼い俺じゃ、どうしたらいいか分からなかった。

そのまま倒れたけど、怖くて俺は逃げた。

その事があってから会う度、視界に入る度、アイツを避けていた。

だから最後にアイツに会ったのはあれが最後。

ぶっちゃけ顔もぼやけてきたし、順調に記憶から薄れていく。

あの事は悪いと思ってるし、謝りたい。
けど、

けど俺は、あいつが怖い。

今は仲良くしたいと思ってる。
でもアイツからしたら俺はあの時から変わっていない邪魔者。いや、クソ野郎かもしれない。

アイツの気持ちが分からないから怖い。