story117 ページ33
Aside
モニターは、つけたけど
これで意識保てるのはすごい。
それより、さっきから息切れが。
というか、震えもとまらない。
藤「A…………大丈夫かよ……。」
「震えと…………ﾊｱｯ……息切れが……。」
藤「もうすぐ……誰か来ると思うからよ。」
もう少し。もう少しで、誰か
絶対に来てくれる。
それまで、どうにか…………。
冴「藤川先生！！」
この声は…………冴島さんの声。
藍「藤川…………しっかりしろ。」
「道具も……揃ってなかったから……ﾊｱｯ
これくらいしか……できなかったけど…。」
藍「小声)冴島、悪いが……。」
冴「小声)分かりました。
A先生、こっち行きましょうか。」
「大丈夫です……ﾊｱｯ……冴島さん…………。
藤川先生の……ﾊｱｯそばに…………
いてあげてください…………？」
私は、冴島さんの右手を包んでいった。
「大丈夫です…………すぐ収まります……。」
重症なのは、私じゃない。
藤川先生だ。だから、少しでも。
藍「ここを絶対離れるな。」
１時間後。
なんとか、藤川先生が無事に
救出されて、光の指す出口まで
何とか、持ちこたえて。
《診察室にて》
藍「軽度のパニックだけだ。
久しぶりのヘリだったからだな。」
「そっか……。
やっぱり、行かなきゃ良かった。
こんなことになるくらいだったら、
残ってた方がマシだったかも。
藤川先生はどう？安定してる？」
藍「あれだけの道具でよくやったな。」
「それ、久しぶり。
指導医からのよくやった。
フェローにとっては魔法の言葉。」
と、微笑んだ。
藍「A、ヘリに乗らないか。
今日、パニックを起こしたけど、
これからまたのるとなると、
またこのようになると思う。
だから、慣らしてた方がいい。
もちろん、最初は一緒に乗る。」
「でも、また起こすかもしれないよ？」
藍「それでもいい。
その時は、その時で対応する。」
「私、今日ヘリに乗って思ったの。
空ってこんなに綺麗だった〜って。
許されるなら、もう一度
あの空に飛びたい。」
それが私の、今の思いだった。
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まっちゃん(プロフ) - ちゅんさん» ありがとうございます！更新頑張ります。掛け持ちなので、更新遅くなると思いますが、これからもよろしくお願いします！ (2018年11月7日 6時) (
レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん - すっごくおもしろくって早く続きが読みたいです！無理ならさず頑張ってください！たのしみにしてます！あ (2018年11月7日 0時) (レス) id: 621d14d05c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうのん - まっちゃんさん» 全然話せなくてごめんね！スマホ、大丈夫？とりあえず更新頑張って！ (2018年10月16日 21時) (レス) id: 33a38ce979 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ゆうのんさん» ゆうのんちゃん、ありがとう！頑張るね！ (2018年9月24日 8時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆうのん - もうやばすぎる！手紙とビデオメッセージは泣けた！これからも更新頑張って！ (2018年9月23日 23時) (レス) id: 33a38ce979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃん | 作成日時：2018年9月20日 21時
