Painful love -3-

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藍沢side


でも、ごくまれに

本当にごくまれに

多くを語らず想いが伝わることがある

努力を続けると

そんな幸運なプレゼントがあったりする。

なれない幸運は

恥ずかしさに似た感覚を呼び起こす

だが、遠慮することはない

そんな時は、幸運に身を任せればいい。









もう、英語の手術室には慣れた。

日常生活が、ほぼ英語だ。


あの時伝えられなかったが、

自分が結婚するなんて思ってもなかった

逆に、一生外科医として生きていくと思った

だが、それは全然違った。

結婚なんて、昔はバカみたいだった

でも、今になって分かる

誰かと生きる人生は、いいことだと。

それを、教わったのは









Aだった。

それも、後輩となんて1つも思ってなかった

でも、今はこう思う。

ただ、大切な人と一緒にいられることが

とても幸せだということ。








自分のデスクには、何枚もの写真と。

手紙が飾られている。

写真は、ほぼ藤川の強制で

手紙は、こっそりAが入れたものだった

それを見れば

頑張れる気がする。









普段伝えられない想いを

伝えることが出来るはずだ。







劇場版コードブルー『Painful love』


END

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