story29 ページ31
藍沢side
藤｢そういえば、鈴木の初めて持った担当患者が亡くなったんだよ。俺が、言った時は心停止してた。鈴木、結構辛そうにしてたぞ。｣
急に、藤川が重い話をしてきた。
緋｢名取の担当患者は、笑顔で退院してったから、大丈夫だったけど……。｣
白｢私も。｣
藤｢俺も、軽傷だったから。｣
白｢鈴木先生は、シニアぐらいの重症患者持たせても大丈夫そうだったから、良かったんだけど…。まさか、こんなことになるとは……。｣
緋｢まぁ、支えてあげなよ？｣
と、緋山は肩を叩いてICUへ行った。
“ICU にて”
貴｢杉本さん、体調いかがですか？｣
杉｢もう、元気いっぱいですよ！｣
貴｢もう大丈夫そうですね！明後日には、一般病棟に移りましょうか。｣
と、いつも通り笑顔で接するA。
貴｢緋山先生、杉本さんを一般病棟に移しても大丈夫ですよね？｣
緋｢う、うん。だいぶ、空いてきてるから。｣
貴｢分かりました。｣
“初療室 にて”
雪｢岩本 悟史さん、20歳。出血性ショックです！｣
貴｢移します。｣
みんな『1・2・3！』
白｢ライン、取って。｣
灰｢は、はい………！｣
灰谷は、ラインを取れてなさそうだ。
貴｢灰谷先生、貸して。変わるわ。｣
灰｢ご、ごめん………。｣
看｢血圧、下がってます!!!｣
貴｢心マします！｣
緋｢除細動準備して！｣
冴｢はい！｣
緋｢離れて。 ショック。｣
患者の体が飛び上がり、またすぐに心マを始めた。多分……助からない。
貴｢次は……15ジュールで……お願いします！｣
白｢鈴木先生、もう………。｣
緋｢鈴木………。｣
貴｢……………………｣
それでも、続けようとするA。それを、みんなが黙ってみている。俺は、心マしているAの手を止めた。
｢もう、やめてあげよう。｣
初療室に響いているのは、心停止したモニターの音だけだった。
“医局 にて”
医局で一人、涙を流しながら、パソコンで患者の記録を書いている。それを、白石も緋山も藤川も、黙ってみていた。
緋｢小声)藤川、明るく行こう。｣
藤｢小声)あぁ。｣
『カチャ』
藤｢緋山、マジでありえないからな！？｣
緋｢何が？｣
『バタンっ』
慌てて医局を出ていったのは、Aだった。
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まっちゃん(プロフ) - kmさん» 初めまして！ありがとうございます！了解しました！移行してるので、2の方に書かせてもらいますね！現在、story61？なので！そこも、ご覧下さい！ (2018年9月5日 21時) (
レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
km(プロフ) - 始めまして。楽しみに読ませてもらってます。リクエストですが、藍沢先生ってホントに大事に思ってるんだねーって他のみんなが感じた瞬間とか、(うまく伝えられずすみません)書いてくれたら嬉しいです。 (2018年9月5日 21時) (レス) id: 6eb807f000 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうのん - まっちゃんさん» 作品更新したからぜひ読んでね〜！ (2018年8月21日 23時) (レス) id: 33a38ce979 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ゆうのんさん» 了解！じゃあ、また考えてみるね。考えついたら、作品の方に送るからね (2018年8月20日 18時) (レス) id: 0cbfc4c6bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆうのん - まっちゃんさん» お出掛けは番外編かも…。ごめんね！ (2018年8月20日 17時) (レス) id: 33a38ce979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃん | 作成日時：2018年8月6日 10時
