年下は好きですか？ (ページ33)

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マ「ダホっ、これ」

公園の横の道にはAが作ったカップケーキが落ちていた

ン「袋に(マサイ)って書いてある
　これを今日渡そうとしてたんだね」

マ「俺が迎えに行ってれば…」

ン「きっと無事だよ
　あれ…、あそこに落ちているのは」

もうちょっと先を行くとAのカバンと
スマホが落ちていた

それをひろって画面を開くと
俺のライントーク画面が開かれていて
「助けて」とうってあった
きっと送信しようとしたときに邪魔されたのだろう

シ「おい、Aが消えたって
　どういうことだよ！！」

マ「シルク！それにモトキとペケ
　なんでいるんだ？」

ペ「ンダホからさっき連絡あって」

モ「それでかけつけたってわけ」

マ「どうしよう、警察に言っても
　犯人が怒り出してAのこと
　傷つけたりしたら…」

モ「ンダホ、お母さんにいった？」

ン「それがタイミング悪いことに
　ちょっと前に親父と海外旅行
　行ったんだよ」

ペ「なら言わないで俺達で解決しよう」

マ「でもどうやって」

シ「マサイ、おちつけ
　とりあえずンダホの家で作戦
　会議だ」

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貴「んー、んんーんー」

高「どうしたのA？
　喋りたいの？だめだよ今は
　だって今それ取ったら彼氏
　呼ぼうとして叫ぶでしょ？」

どうしよう、手も使えない足も縛られてる
ここはどこだろう、見たことない場所

そうだケータイ！

あ…そうだった、さっき落としちゃったんだ

高「そうだ！」

そんなことを言うと高橋くんは自分のケータイを取り出し私に画面を見せてきた

高「これ誰のラインでしょう？」

見せられた画面には"マサイ"と書かれていた

貴「んーーー！！！んんー！」

高「なんで持ってるのかって？」

そして横たわっている私の目の前に来た

高「前に電話するからってケータイ
　かりたでしょ？そのときに君の
　ラインから彼氏さんのラインを
　もらって、仕上げに君のスマホから
　彼氏さんのライン消した」

貴「んーー！！、んんん！！」

高「でもあのときは彼氏のライン
　を使うときが来ると思わなかったよ
　予定では君はあのあと俺と付き合う
　予定だったから
　でも予定通り行かなかった、
　だからこれを…」

高橋くんは何かを言いかけて私から離れると
ケータイを机の上に角度を合わせておいた

いったいこれから何が始まるというの