23話 ページ28
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私は慌ててフロイドのおでこに手を当てるとやっぱりと呟き私は急いで電話機に向かいジェイドの電話番号を入力し電話を掛けた
今日は土曜日で休みの日でしかもまだ朝早い時間帯でとても迷惑だがでもそれを承知の上で電話をした
するとすぐ出てくれて事情を話すとすぐ向かうと言ってきてくれてその声を聞いた瞬間なんて頼れる声なんだろうと思った
そして本当に言葉通り早く来てくれてキッチンに倒れているフロイドを軽々持ち上げ寝室まで運んでくれた
自分と同じくらいの重さなはずなのに軽々と運ぶジェイドは流石だなと思いながら尊さのあまり私も倒れしまうじゃないかと思うくらい刺激が強かった
『ジェイド急に電話かけてごめんなさい』
「いいんですよ、むしろ僕に掛けてくれて頼ってくれたこと嬉しかったですよ、それに助けを求める事が出来て本当に偉いですね」
とジェイドがしゃがみこみ私の頭を優しく撫で褒めてくれた
指定暴力団とかヤベー奴とか言われてきたと思えないくらい優しい手つきに私は思わず目からぼろりと大きな粒が溢れ落ちた
『…ジェ、イド』
フロイドが倒れた時何とかしなくちゃっていう思いが強くてネガティブな事考えてる暇なかったけどジェイドに電話して待っている間凄く不安だった
私が呼ぶとフロイドは返事をしてくれた、気を失ってる訳ではなく体がダル重くて間接が痛いと言っていた
もうこれは完全に風邪だと思った、そんなそぶり見たことなかったしそもそもほとんど一緒に居るのに気付けなかった事に凄くショックだった
しかもフロイドはごめんねと謝って私はそれを聞くたびに胸が苦しくなってむしろ私の方が謝り倒したかった
そんな時にジェイドがきてくれてようやく今のところだが安堵することが出来た
そして当たり前の事をしたまでなのにジェイドに褒めて貰えてその瞬間力が抜けて安堵した思いと不安から解放され涙が出てきてしまった
「おやおや…困りましたね」
と困ってなさそうな声で私を抱き締め大きい手のひらで私の背中をポンポンと優しく落ち着かせるように叩いてくれた
「よく頑張りましたねA、特別にジェイド特製キノコリゾットをお昼に作ってあげましょう、後Aの大好きなデザート付きですよ」
と甘やかしてくれてその優しさに余計涙が出てくる、逆効果だよと思いつつジェイドに頼って良かったと思った
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うさ(プロフ) - はじめまして！面白かったです，頑張ってください！ (2021年2月14日 19時) (
レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - リクエストです！授業参観みたいなやつ書いて欲しいです！無理なら大丈夫です。 (2020年10月19日 14時) (レス) id: 268a329a34 (このIDを非表示/違反報告)
ハクグン(プロフ) - 神だ…え、ほんと好き作者さんもしかして天使だったりします？？？ (2020年9月14日 12時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
ゴォゴォリィラァ - 平気ですよ！てか、神すぎひん？目が、潰れてミジンコになりそう (2020年9月13日 21時) (レス) id: 975e79f6ba (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - いつも見させてもらってます！いい話でヤバい( '-' )あ、ちゃんと見れてますよ〜！ (2020年9月12日 12時) (レス) id: a9354f5f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白くま | 作成日時：2020年8月9日 8時
