検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:81,272 hit

216話 ページ16

三「琥珀よ。」

『!!』




短刀達と楽しく戯れていると、三日月さんに話しかけられた。

私は急いでそっちの方に駆け寄った。

三日月さんは急がなくていいと優しい笑みで言ってくれた。




ふと周りを見ると、皆がこっちを見ていた。

何かあるのかな??






三「今日はお主を祝う日である。だが、一つだけ、俺たちにも贈り物をくれぬか?」

『え?』




お、贈り物?

でも私何も無い…ど、どうしよっ。






三「ああ、すまぬ。これではわからんな。別の言い方で問おう。


琥珀、お主の願いはなんだ?」


『わたしの、おねがい……??』


三「ああ。」





一気に広間が静まり返った。




私の願いと言ったら、昨日三日月さんや骨喰に言ったあの事しか……

それを、ここに居る全員の前で言うってこと?

流石に恥ずかしい……






少し視線を右にずらすと、たまたまなのか骨喰と目が合ってしまった。

骨喰は少し目を見開いたが、すぐに目を細め、微笑んでくれた。





『!!………ぁっ、え、っと……』






言葉が詰まる。

でも、誰一人として私を促すことはなかった。







『わ、わたしの、おねがいは……』






皆が待っているんだから、早く言わなきゃ。

恥ずかしさなんて打ち勝って、言ってしまえ。









私の願いは___





『みんながっ、そばにいてくれること!/////』






217話→←215話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
244人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白かったです!今後とも応援しています!頑張って下さい!(*´ω`*) (2022年3月16日 22時) (レス) @page21 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - まさか殿さん» 返事遅くなってすみません!!読んでいただきありがとうございました!!未来編、この続きの番外編、ゆっくりですが作っていきたいと思います!何かご希望がございましたらコメントでどうぞ!m(*_ _)m (2020年9月6日 17時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
まさか殿(プロフ) - 完結おめでとうございます!( ; д ; )本当に、読みやすくかつ惹き込まれるお話でした!ドロドロに依存し合ってる未来編、ものすごく読みたいのでお時間あればぜひ…!素晴らしい作品をありがとうございました!! (2020年8月25日 22時) (レス) id: 64001d878d (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - エレンさん» コメントありがとうございます!そんなこと言っていただけるだなんて光栄ですっ!本当に気に入ってくれてのかったです♪ ではまた機会があればぜひ是非っ!本当にありがとうございますm(*_ _)m (2020年8月18日 16時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - コメント失礼します。まずは、完結おめでとうございます!今日初めて読んだんですが、好みドンピシャで1度読み始めると止まらず最後まで読んじゃいました。とても面白かったです。めい様の作品をこれからも読ませて頂こうと思ってます。これからも頑張ってくださいね! (2020年8月18日 16時) (レス) id: 346a9af061 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めい | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年8月15日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。