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44話 ページ44

愛「き、傷が……」

『もう、いたくない??』

愛「っああ!!ありがとな!!!」ニカッ



ふふ、よかった。



薬「愛染、旦那は部屋か?」

愛「ああ!そうだ……あ、」

「「「????」」」



笑顔だった愛染様の顔はどんどん青ざめていく。




愛「お、オレ飛び出してきたから、国行多分オレのこと探してるはずだっ!!」

「「「飛び出した!?!?」」」


飛び出したって…え、喧嘩でもしたのかな?

でも、明石様重傷じゃ…




江「…重傷のままうろつくのは危険です。とりあえず手分けして探しましょう。」

私たちは江雪さんの言葉に頷き、それぞれ別れて探しに行った。




私は薬研に抱っこされながら愛染様ととりあえず彼の部屋に向かった。




スパーン!!

愛「国行!!」



シーン


薬「やっぱりいないか…次行こう。」

愛「っああ…」



部屋をあとにし、次々と廊下を走り回った。

すると視界の端に何か紫の物が映った。





『ねえ、あれ、なに??』

曲がり角から出てる紫の……髪の毛??



愛「ん?……はっ!国行!?」

薬「!!!」


私たちは慌ててそっちに駆け寄った。

そこには、苦しそうに血を流しながら倒れている人がいた。




愛「ぁっ、く、国行っ!!!」

薬「傷が開いてるっ、琥珀!」

『う、うん!』



薬研は急いで私を下ろした。

この人が明石様…。すごい傷だ…っ。早く、直さなきゃ。




私は明石様の右手を両手で握り、霊力を送った。




明「ッ……___……」

『??』


何か喋っているように見えた私は、霊力を流し続けながら彼の口元に耳を寄せた。




明「…く、にとし……っ」

『っ!!!』



きっと、不安だったんだろう。今まで必死に守ってきた愛染様が飛び出しては、新しい審神者に会いに行くってなると。


もう、大丈夫。私は絶対に皆を、愛染様を傷付けないから。





愛染様と薬研に見守られる中、私は明石様の手入れを続けた。

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鈴桜(プロフ) - めいさん» 愛染さんたち、怪我はなおったけど、また何かおきそう……兼さん〜〜三日月〜〜登場して〜あいたい (2020年7月29日 8時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - めいさん» は〜〜い〜〜!!((⌒∀⌒)) (2020年7月28日 20時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» 頑張りますー!!そっちはもう少し後に出てきますね、出すつもりです!もう少し待っててくださいね!( ̄▽ ̄) (2020年7月28日 19時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 続きどうなるか凄くきになります!まさか、愛染さんたちも登場してくれた。平安時代の刀や幕末の刀はどうなるかな?(龍馬の刀や土方さんの刀) (2020年7月28日 18時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - めいさん» 今剣〜〜!!義経の刀と弁慶の刀とのあった!!どうなるかな?続き頑張って (2020年7月28日 8時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めい | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年7月25日 17時

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