少女は幼女に転生しブラック本丸へ

38話 ページ38

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ｽﾊﾟｰﾝ!!

「「「琥珀！！！」」」

『！！みんな！』


骨喰たちは私の姿を見た瞬間、目を見開いた。



おそらくこれが原因だと思う。



今「岩融ー！もっとたかくですー！！」

岩「がはははは！よーし、ではいくぞ！！！」

『わーい！！！』



簡潔に言うと、岩融が私と今剣様を高い高いしている。

ちなみに岩融様は2mは越えてるので、高い高いのレベルも高い←



これ落ちたら死ぬんじゃないかレベルに少し怖い。

でも意外と楽しいかも♪




燭「琥珀に直してもらったんだね、よかったよ！……って違う！！ちょ、あ、危ないよ！？」

薬「だ、旦那！琥珀を降ろしてくれねえか？」

鶴「あ、あああ落ちるなよ！？だ、大丈夫か！？」
『へ？』



そ、そんなに慌てなくても。

だが、皆の言葉がどうやらフラグだったようだ。

岩融様は皆の話を聞きながら私と今剣様を高い高いし、やめようとしたのか、空中で間違えて私を掴む手を離してしまった。




『あ、』

まって、これ2m以上ある。



乱「あ、危ない！！！」

『ううっ』ﾎﾞﾌｯ

「「「「！？」」」」



床に落ちる瞬間、乱様がスライディングでキャッチしてくれた。



岩「す、すまん！大丈夫か！？」

今「おけがはないですか！？」

『う、うん。だいじょうぶ、ありがとう！』



乱様がいなかったら怪我してた。


『あ、あの…ありがとう…』

乱「！……ううん、いいよ。」



乱様は私を優しく降ろし、痛いところはないかと丁寧に見てくれた。

少しビックリした。




『おねえさんが、キャッチし、てくれた、から！いたいの、ない、よ？』


私がそう言うと、乱様は少し悲しそうな顔をした。

な、何か傷付ける事でも言っちゃった…っ？




乱「……乱。」

『え、』





乱「乱って呼んでよ…主さん。」

『！！！』


ここの子が主と呼ぶ時は、その人を認めたということだって薬研たちから聞いた。






『〜〜〜うんっ、みだれ！！！』ﾆｺｯ



名前を呼んだ瞬間、乱は顔を輝かせながら私を強く抱き締めた。

心なしか少し震えてる。






乱「ごめんねっ、ボク、ボクっ！！」

『ううん、だいじょうぶ…！』ｷﾞｭｯ


安心させようと私も精一杯抱きしめ返した。

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