なにわ男子事情アリ (ページ1)

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ある日_ ページ1

_ある日_ 2007年

A「お父さん、お母さんは？」

父「お母さんは、お父さんの事嫌いやでって

　出てったで…」

A「お父さんは、お母さんのこと

　嫌いなん？」

父「どーやろーな。わからん。

　今は、嫌いかな？」

A「Aのことは？」

父「嫌いやないで、むしろ好きや！」

A「一人にせーへんでね」

父「絶対一人にせーへんからな！」

A「絶対やで！」

・こんな会話をしたのは、Aが五歳の時

・その1年後、お父さんは交通事故で亡くなりました。

A「おとーさん！！約束は！」((泣))

父「・・・」

A「何でしゃべってくれへんの！

　絶対ゆうたやん!!」

祖父「Aちゃん、今日からうちにおいで、」

A「おとーさーん！うわぁ～ん」((泣))

祖母「お父さんは、お空で見とるよ、」

A「お空、？」

・お空で見ているお父さんのために、っと

　Aは、一生懸命頑張りました。

・そのまた1年後、小学生になったA

・顔は可愛く、性格も良い、頭もよく、

　運動神経も良い。

・そんなA、女子からの人気はありました。

・ですが、親がいないことに対し、男子からのいじめを受けていました。

・この日も、いじめられていたA

・よくお父さんと遊んだ公園に立ち寄りました。

A「あ。いいな、お父さん。

　いいな、お母さん。」

・やっぱり親が欲しい。そう思っていました。

・そこに…

？「どーしたん？大丈夫？」

A「ううん、」(ﾌﾘﾌﾘ)

？「話してみ？落ち着くかもしれへんで？」

A「うん」

・全く知らない人に、自分のことを明かしました

A「うち、1年生なんやけどな、

　いじめられてるん。」

？「！ほんまに！ひどいな！」

A「お父さんもお母さんもおらへんの…」

？「え？」

A「誰にも言ってへんのやけど、

　おじいちゃんとおばあちゃんは

　叩いてくるし、ご飯来れへんし、…」

？「それは、ひどいな！」

　「じゃあ、僕と一緒に荷物取りに行こ！

　うち、おいで！」

A「お兄ちゃんのおうち？」

？「おん！僕、西畑大吾 11歳

　よろしくな」

A「(名字)A 7歳

　よろしく…」