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white17 ページ17

午後の授業が始まるまでに汐崎と別れて教室へ戻った。

その時、スマホに美緒からのメッセージが来ていることに気が付いた。


美緒ちょっとぉ、さっき見たんだけど、朝会ったイケメンと一緒にいたの?

見られていたのか。けど、見られて悪い事じゃないし大丈夫。

A呼ばれて一緒にお昼食べてただけ

返信すると、すぐにメッセージが返ってきた。美緒って相変わらず文字打つの速い。

美緒何それ、いいなぁ。A、モテモテじゃない?怜くんといいその子といい
Aそういうのじゃないから
美緒まぁ、私も今日、お弁当食べた後先生とお喋りできたからいいんだぁ(*´ω`*
Aへー。それは良かったね。てか授業あるからそろそろ電源切る


次の授業は英語。

英語の授業は今日は初めてで、美緒から聞いたんだけど担当は成瀬先生らしい。



先生が教室へ入って来た瞬間、女の子たちの視線が先生へ集まる。


「成瀬先生だぁ」

「めっちゃイケメン!」

「立ち姿とか絵になる〜」

2組の女の子は、カッコよければ誰でも騒ぐんだな、と思った。平山のことも、成瀬先生の事も。


まぁ、確かに言われてみれば、先生は背が高くて目鼻立ちが整っている。優しいし、人気があるのは分かる。
でも、所詮は教師だ。騒いだって好意を持ったってあっちは何とも思っていないに違いない。


思わずじっと見ていたら、先生と目が合った。笑いかけられたけど、私はパッと目を逸らすことしかできなかった。


「…はぁ……」


ため息をひとつ。

チャイムが鳴って始まった授業は、まず先生の自己紹介から入った。



現国だと思っていたから、成瀬先生が英語教師ってことは意外だな、と思ったけど、それより先生の発音の良さに驚いた。

外国人レベルの発音の良さだ。意外にすごい人なのかもしれない、と失礼なことを考えていた。





「先生、これ持ちます〜」

「私も手伝う!」

「成瀬先生って何歳?」

「彼女っていますかぁ?」



授業が終わった瞬間、女の子たちは成瀬先生の周りに集まった。

先生はなるべく笑顔で対応してるみたいだったけど、私には質問攻めされて慌てているように見える。

だから、クス、と思わず笑ってしまった。

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設定タグ:オリジナル , 恋愛 , 学園   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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めぐむ(プロフ) - Sakuraさん» Sakura,読んでくれてありがとう! (2017年12月28日 10時) (レス) id: b32ef37eb7 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - 可愛いお話(*^^*) (2017年12月27日 18時) (レス) id: 085712002d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐむ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年12月27日 14時

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