いやいや全然笑えない！／gr ページ8
「ハハハハハ!!!!!!」
この隣でバカ笑いしている馬鹿はグルちゃんこと
グルッペン・フューラー。
「お前またフラれたんか!!!!!!可哀想になぁ!!!!!!」
てめぇそんな事露ほども思ってもねぇだろ
『独身貴族は黙ってろ、ばぁか!!!!!!』
「そりゃあ勿論、お前と違って色恋沙汰に興味なんぞ無いからな。1人は楽だゾ。」
『急に冷静になりおって…』
そりゃあお前は興味なんか無いだろうよ!!!
「所で今回で通算何人目だ？」
『10人目』 「…最早笑えない域まで来てるな」
同情の目を向けるな…尚更虚しくなるわ…
『私らもう3X歳だよ！？そろそろ不味いよ？』
いや、本当にマジで
「俺は別に1人でも全然構わんからなぁ」
『私と！グルちゃんは！違うの！そもそも私は…』
「じゃあ誰でもいいん？」
『…じゃなきゃ10人に告白しなくない？』
急になにを言い出すんだこいつは？さては馬鹿にするつもりか…？いや、絶対そうだ。どうせ「誰でもいいのにフラれててほんまに哀れなやつやなw」みたいなことを言われるのが関の山ですよ。うん。
自分で言っててちょっと悲しくなってきたわ。
「ふーん。じゃあ俺でええんちゃう？」
……ん？？？
『い、今なんて言った！？』
「あ？だから俺でええんちゃう？って言っ」
『いやいやいや！笑えない冗談よしてよ！』
それだけはないでしょ、グルちゃんに限って
「いや、割と本気で言ってるんだが」
『え？』
「笑えないとか言われると少し傷付くんだが」
『いや、だってあんた色恋に興味無いって』
「ああ、興味無い。」
『じゃあ何で、』
「色恋に興味は無いがお前に興味がある」
『はぁ？？？』
なんだそれ!!!!!!
「お前のコロコロ変わる表情は友人としてつるんでる頃から見ていたが、それに向けられる表情はもう飽きた。ならば、恋人の時はどのような表情をするのか気になったという事だ。」
『それはグルちゃんの自己満足でしょ？好きだとも思われてないのに付き合えないよ！』
「いや、好きだぞ？」
『へ？』
「だから普通に女として好きだぞ。」
『嘘だよ…だって、グルちゃん恋愛とか面倒臭いって言ってたし、媚びてる女も好きじゃないって』
「お前は媚びて無いだろ。それに何年前の話をしているんだ？」『えっと…5年前位？』
「その間に考えが変わるとか思わないのか？」
『えへ』「思ってなかったなこれは」
「…まぁ、改めて言おう。俺にAの色々な表情をこれからも、それこそ死ぬまで見せてくれ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なっか(プロフ) - すいません、御指摘ありがとうございます。助かりました。 (2018年5月12日 7時) (
レス) id: e19c01291e (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月11日 6時) (レス) id: 1d77437daa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なっか | 作成日時：2018年5月10日 22時
