▽..... ページ5
『なんてこともあったねえ…懐かしいなぁ』
「せやなぁ…あの時俺マジでヘタレやったな…」
いや、マジでヘタレやったわ。
隣で穏やかに会話する彼女の左手の薬指には鈍く光を反射する銀色の指輪。俺にも同じもんが嵌ってる
『いやー、でもトントン付き合ってからもあんまり変わらなかったよねー。お母さんポジ。』
「うるさいわ、誰がオカンやねん。」
『じょーだんだって。そういえば、トントン高校の間全くって言っていいほど手出さなかったよね〜。DT君。』
「はぁ！？喧しいわ！それにDTはお前で卒業しましたぁー！」
ほんま喧しいわ！俺は清らかだったんですぅー！
『…あー、うん、そう…ね、うん。』
え、何その反応、自分からこの話題振っておいて…
あー、もう無理や…この空気、耐えられへん…
「…A」
Aの名前を呼んで、キスをした
多分、今度は向こうから。
『…トントン』
ちゅっと小さな音がして離れていく
『あのね、トントン、私ね、』
Aが耳元で甘く囁く
トントンが世界でいちばん、好き。
正直、凄くグッときた。
日にちと時刻を確認する。
今日は土曜日、明日は休み。
いまの時刻は午後10時。
まだまだ夜は長い。
だからそういう事をしても良いだろう
耳元でできるだけ甘ったるく囁き返す
「俺も、」
Aが、世界でいちばん、好きやで。
そのまま、深く、愛し合いたい。
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なっか(プロフ) - すいません、御指摘ありがとうございます。助かりました。 (2018年5月12日 7時) (
レス) id: e19c01291e (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月11日 6時) (レス) id: 1d77437daa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか | 作成日時：2018年5月10日 22時
