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『ねぇ、ショッピ君。』
「ん？なんや。」
『これで終わりにする。貴方とこれで会うの』
「…そうか」
彼の目が少し見開く。
『でね、最後に言う事があるの。私、ショッピ君のことが好き。』
「…知らんかった、何時から？」
『1年半位前かな』
「大分前やな」
『そうなるね。…まぁ、とりあえずこれからも友達としてよろしくってことで』
「せやな」
空気が少し重い。でもちゃんと言った、伝えた。だからこれから会えなくても大丈夫、大丈夫。
『じゃあ、私そろそろ行くね』
「ん。あ、言い忘れとった」
『何？』
「俺多分、お前が1番だったと思うねん。」
『期間が？』
「いやまぁ、期間もやけど、相性が。」
今度は私が目を見開く番だった。
「うん、なんか上手く言えへんけど、とにかく、お前は俺の一番やったんや、多分。」
『何それ…やっぱり、ショッピ君ってずるいね。』
「お前の言うてるずるいの意味がイマイチ分からへんけど…まぁ、あれや、今までありがとうな。」
お礼なんて言われると思わなかった。だって色んな女の子取っかえ引っ変えしてる癖にお礼なんて言うの？
『他の子にもいちいちお礼言ってるの？』
「いや、今初めて言った。」
昨日から今日に掛けてのショッピ君はおかしい。いつもと違う事を言うしするし、訳わかんない。
『どうしたの？昨日と今日おかしくない？調子狂うんだけど…』
「俺も自分でおかしいと思うわ。女にこれ関係でお礼言ったこと1度もないねん。」
『 普通に屑』
「それな」
『ってか、もう普通に行かなきゃ』
「あ、ほんまや」
『ショッピ君より先に行こうと思ってたのに！』
「同時に出る事になったな」
『笑えないんですよねぇー』
バタバタとホテルから出る。
『間に合って良かった…』
「せやなぁ」
『そういえばいつの間にかあれよと流されてたけど、今日で終わりです！今までありがとう！』
「せやな、こちらこそありがとう。」
『これからも友達としてよろしく！』
「よろしく」
別れはやっぱり明るい方がいい。
『じゃあね、ショッピ君。』
「あぁ、またな、A。」
いつもと逆の挨拶をして別れた。
この後私と彼は一切会わなくなった、訳もなく。いや、私は一切会わないつもりだったんですよ？幾ら明るい辞め方したからって昔みたいに友達やるの気まずいでしょ。
だが彼はそんな事無いらしく、普通に遊ぼうって連絡してくるし、なんなら前より頻度が高い。何でか聞いたらこう言った。
「まぁ、ちょっと本気出してん。」
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なっか(プロフ) - すいません、御指摘ありがとうございます。助かりました。 (2018年5月12日 7時) (
レス) id: e19c01291e (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月11日 6時) (レス) id: 1d77437daa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっか | 作成日時：2018年5月10日 22時
