【wrwrd!】ベゴニアを離す。【gr】 (ページ3)

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「...Aの俺に対する態度が明らかにおかしい。このような事は初めてだ。なので調べる必要があると判断した。最近Aに何があったのか怪しまれない程度に調べろ。」

「かしこまりました。」

黒服が散り、俺は思考を巡らす。

(周りへの態度に変化は無かった。となれば、俺に知られたくないことか、もしくは...。いや、それは無いか。なんにせよ、良い事では無さそうだ。)

数時間後、調査隊が帰ってきた。

「A様は嘔吐中枢花被性疾患、通称、花吐き病なる物に掛かっておられるようです。怪しまれない様に調べるとこの程度の情報しか得られず...。大変申し訳ございません。」

「成程な。わかった、ご苦労。」
「はっ。」
「だが1つ言わせてもらう。」
「なんでしょうか。」
「2度とAの下の名を呼ぶな。不愉快だ。」
「はっ！大変申し訳ございません！」
「次は無い。...もう下がれ。あとは俺が調べる。」
「かしこまりました。」

(嘔吐中枢花被性疾患、花吐き病か...。噂には聞いていたが、まさか本当に実在したとは。ふざけた病気だな。.....論文とか全然無えじゃねぇか、使えねぇ。後でもっと詳しく調べる必要があるか...。黒服のあの感じだと死に直結する物では無さそうだな。そこは一安心だが、あまり悠長にもしてられんな。さて、どうしたものか。)