監獄のエゴイスト vs.U-20日本代表編

146話 ページ21

ブルーロックチームはAを気遣って、自分達での攻略を試みる

それに不乱蔦は苛立つ

不「チッ…！あんな高校生のガキ共の、寄せ集めチームに苦戦しやがって…！言われた策もまともに遂行出来んのか…！」

伊「先程の策は不評の様ですな」

不「何だと貴様！舐めた口ほざけば貴様もクビにするぞ！！」

ゴールゾーンでボールを持った蜂楽は、仁王と対峙する

高いパワーを持つ仁王に、蜂楽は今までと違う、ジンガの様なドリブルを披露する

仁「何だよこれ…まるでFCバルチャのラヴィーニョを見ているみたいな…！」

蜂楽も"FLOW"に入ったのだ

遂にシュートを狙える位置につく

不「無名の高校生のガキに何手古摺ってんだ！さっさと潰せ！この役立たず共が！！！」

だが蜂楽は不角を躱したループシュートを撃つ

閃「エースは俺だ…グラビアなんざどうでもいい！俺はハリウッド女優と結婚出来る戦果を挙げる！！」

閃道はシュートをカットして見せる

士「いいぞ欲望むき出し！見直したぜ！」

こぼれ球は蜂楽が一番近かったが、ゴール周りは混戦状態となる

蜂「命を削ってでも決める…世界をひっくり返すんだ！」

蜂楽はボールを必死に転がす

そのボールは、u-20のゴールに入ったのだった

10-9、遂にブルーロックが史上最大の大逆転を成し遂げた

試合再開前にu-20は、不乱蔦に呼ばれる

不「全く…とんでも無い事しでかしたな貴様ら！5点差だぞ！日本代表が、無名の高校生中心のチームに敗北？それも点取る事しか能のない寄せ集めチームに、糸師冴まで動員して負けると言うのかぁ！？巫山戯るな！！何としても逆転しろ！！」

閃道達が怯む

法「どいつもこいつも下手糞なプレーばかりしやがって！会長の言うとおりにしていれば、負けるなど有り得んのだよ！」

愛「…いやです」

法「あぁ！？」

愛「俺はもう、そんな指示には従えません！」

連合に堪忍袋の緒が切れた愛空が、上層部に反旗を翻す

愛「Aに意識を注ぎすぎた結果が、このザマです！それにこんな勝ち方で、観に来た子供達に恥ずかしくないのですか！！？」

音「愛空…」

不「ほぉ…言いたいことはそれだけか？ん？オリヴァ·愛空」

法「気にするなお前達、会長の言うとおりにやれ！愛空はこの試合が終わったら…代表、いや絵心共々日本サッカー界から永久追放にする！」

愛「…！」

不「イタリアでもプレー出来なくしてやるからな！！」

u-20の空気が乱れた

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