71話 ページ8
ゲレーロJrを先発投手とのトレードで獲得したドジャース
そして…ポスティングによって、日本からこの男が加入した
「死力を尽くして頑張るので…よろしくお願いします！」
『昨年はロッテで色々あったみたいだけど、歓迎するよ…佐々木くん』
侍ジャパンの剛腕…佐々木朗希が加わる
更なる補強かと思われたドジャースだったが…Aが今シーズンの補強はこれで終結する事を宣言したのだった
そして迎えた2025年シーズン
開幕戦の相手は、Aの古巣でもあるロッキーズ
昨年は主力が根こそぎ居なくなった為に、シーズン100敗を喫して最下位となってしまった
その為、ドジャースの勝ちは揺らがないと思われたが…
試合終了時、ドジャースタジアムは騒めきに包まれた
23-0、ドジャースが勝ったがその点差は、プロの試合に有るまじきものとなっていた
「昨年も充分強かった…だけど…今年はもう異次元過ぎて言葉が出ねぇよ…」
「Aが監督兼任になり、ゲレーロJrと佐々木が加わるだけで、ここまで桁違いになるもんなのか…！」
「化け物だ…
Aはこの試合で6打席連続のホームランを記録。監督としても采配は充分であった
新戦力のゲレーロJrも大活躍。ブルージェイズ時代の憤懣を晴らすかのように3本塁打を放った
昨年を遥かに凌ぐ勢いで勝ち進むドジャース
昨年僅かな泣き所であった一塁手を埋めたドジャースには、もう敵は無かったのだ
Aは監督を兼任しているにも関わらず、全盛期のバリー・ボンズを凌ぐペースで本塁打や打点を量産
当然の様にオールスターMVPも受賞した
他の選手達も昨年より成績を伸ばした
昨年本塁打王の大谷こそ投手復帰もあって数値を落とすも、全体的な数値は昨年以上だった
投手陣も大谷を筆頭に山本由伸、カーショウ、グラスノーは昨年以上であり、佐々木も2桁勝利を前半戦の内に達成してしまう
抑えもフリーランド、ヘイダーを中心に完璧であった
このチームを止めるチームは最早なく、最終的にドジャースが140勝20敗2分で西地区を一瞬で制覇したのだった
ポストシーズンになっても進撃は止まらない
どのチームもドジャースに全く敵わず、辛うじてメッツの千賀が唯一土をつけるもそれが精一杯であり、ドジャースは2年連続でナ・リーグを制覇した
そして…
【三振ー！試合終了ー！ドジャース！レンジャーズにリベンジで世界一に輝ました！】
レンジャーズを破り、世界一となった
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作者名：やなゆ | 作成日時：2024年1月16日 19時
