64話 ページ1
Aのホームランの後も、ソトやベッツが打ちまくり、終始パドレスを圧倒する
山本も2回からはMLBに馴染んだのか、リーグでも有数の長打力を誇るパドレス打線を翻弄。スコアボードに0を並べていく
そして…
【三振ー！試合終了ー！12-2！ドジャース！同地区のライバル、パドレスに大勝！黒宮と大谷、共にアベック本塁打の大活躍！昨年のMVPとしての実力をまざまざと見せつけました！】
開幕投手の山本も2失点で完投し、MLB初先発で初勝利と華々しいメジャーデビューとなったのだった
「流石、Aちゃんに翔平くん達だね。文句無しの優勝候補筆頭だ。だが…俺も負けない！」
翌日先発のダルビッシュは、気合いを滾らせた
次の試合では、ダルビッシュがヒットは打たれるも要所は締め、8回3失点の粘投を披露
パドレス打線もドジャースの先発を攻略し、ソトが引き抜かれても打力健在な所を見せつける
Aもヒットは放つが、長打は出ずに打点は稼げなかった
最後は、メジャー初登板となった松井が三者凡退に抑えて、セーブを記録。見事パドレスが開幕戦のリベンジを達成した
ソウルでの開幕カードが終わり、アメリカに戻ったドジャースとパドレス
パドレスは開幕前の予想を覆し、ドジャースを除く同地区チームは勿論インターリーグでも好調ぶりを発揮し、シーズン100勝を余裕で超えるペースで白星を積み重ねていく
一方ドジャースはAや大谷、アクーニャJrとソトは好調であり、チーム事情から中継ぎ転向したフリーランドと新守護神のヘイダーは前評判通りの活躍だったが、ベッツやフリーマン、スミスといった昨年の主力とAに着いてきた元ロッキーズの若手達が思うように成績を残せずにいた
その為パドレスとは互角に渡り合い、同地区の他球団は圧倒出来てもインターリーグで苦戦してしまったのだ
最も主力に不調者が続出しても、同地区の球団を圧倒出来るのは凄まじい事なのだが…
結果…ドジャースはオールスター時点で、パドレスに16ゲーム差をつけられてしまった
『蓮先輩！お久しぶりです！ア・リーグでの本塁打と打点のトップ…おめでとうございます！』
「おうA。久しぶり！」
共にア・リーグとナ・リーグのオールスターに選ばれた、Aと蓮は再会を喜ぶ
『それにしても蓮先輩、シャーザーさんとデグロムさんが出れてないのに首位独走なんて凄いですね』
「まぁな。そっちもポストシーズンに出れるように頑張れよ！」
蓮はドジャースを応援した
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作者名：やなゆ | 作成日時：2024年1月16日 19時
