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神威に助けてもらって、ここに来て約1カ月経ってちょっとづつ慣れてきた。たまに、神威がやるはずの仕事を頼まれてやったりもする。神威にやらせてよって思ったりする、今日この頃。
また、今日も仕事をやっています。
威「Aー、何やってるの?」
「書類整理だけど」
威「そんな、つまんないのやってないで一緒に遊ぼうよ」
「遊びたいけど、阿伏兎さんに頼まれてるから遊べない」
ほんとは、こんなんやってないで神威と遊びたい。イチャイチャだってしたい。けど頼まれてるものだから…って私、こんな事考える人だったけ?まあ、いいや。
威「そっか、じゃあ」
そう神威は、言って。軽がる私を持ち上げて、私の座っている所に座ってその上に私を座らせた。
「えっ、神威?」
混乱して私は、そう言うしかなかった。
威「これで我慢するよ」
後ろから抱きしめてきた。
「すごく、落ち着く」
ポロっと出てしまった。
威「はぁ、何それ可愛すぎ」
抱きしめる力がどんどん強くなってくる。
書類整理をやらないと思うけど、ずっとこのまま抱きしめられていたいと思ってしまう。
コンコン
阿「団長、入るぞ」
神威は、入ってくんなよという顔をしていた。
阿伏兎さんは、神威の所に来るなり仕事の話を始めた。
阿「3日後に商売で鳳仙の所に行くことになったんだが」
威「ふーん、じゃあ俺も行くよ」
阿「はっ?あぁ、まあ、わかった」(なんか嫌な予感がする)
「なぁ、嬢ちゃんも来ねぇか?」
「鳳仙さん?って言う方は、どこにいるんですか?」
阿「吉原だ」
「うーん、行きます」
吉原とか行きたくないけど、阿伏兎さんがすごく神威の事で心配そうだし。私も、いろいろ心配だし。行くか。
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作者名:アホ毛のナナ | 作成日時:2018年10月27日 0時