GFハウス ページ5
テストが終わったから、みんなで外で遊ぶ。
いつも通り私は帽子を被り、手袋をつけて外へ出る。
「うへっ ノーマンが「鬼」だ」
ドンの声が聞こえる。
今日の鬼はノーマンらしい。
「レイは？」
「パス」
レイがエマの問いをばっさりと切り捨てる。
「チェッ たまには混ざればいいのに」
エマが不貞腐れたように呟く。
私は気配を殺してエマへ駆け寄ると後ろから
『わっ』
と声を掛けて抱きついた。
「わぁっ」
エマはびっくりして、声を上げた。
「びっくりしたじゃん！A〜」
そう私を冗談交じりに怒り、私の頭を撫でる。
その手に擦り寄りながら私は目を細めた。
『えへへ、ごめんなさ〜い』
私は謝り言葉を繋げた。
『何か不貞腐れてたから気になっちゃって、レイが気付いてたからいいかなって。』
「えー！レイ気づいてたの!? 気付いてたなら教えてくられたらいいのに！」
「言ったら面白くないだろ」
「むー！」
『エマ、ごめんね…怒ってる？』
「びっくりしただけだよ！怒ってないよ。」
私が少し落ち込むと、エマは慌てたように私の方に向き直るとぎゅっと私を抱きしめる。
『そうなの？よかったぁ』
ほっと息をついて、私は気になったことを問いかける。
『ところで何でエマは不貞腐れてたの？』
「ねー！聞いてよA！レイがまた混ざらないってぇ〜」
「別にいいだろ」
「なんでよー！今回くらい混ざろうよ！」
『まぁまぁ、次参加するかもよ？ね？もうすぐ鬼ごっこ始まっちゃう。早く行こう？』
「わかった… レイ！次絶対参加してね！」
「さぁな」
「もー！」
プンプンと怒るエマを宥めながら鬼ごっこを始めるため、森へ逃げる。
森の中に入りしばらく経つとノーマンがはじまりの合図を告げた。
鬼ごっこの始まりだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
光(プロフ) - かなとさん» オリジナルフラグは外したつもりでしたが、外れていなかったようです。こちらの落ち度です。すみません。教えてくださってありがとうございます。オリジナルフラグは外れているでしょうか？ (2019年5月14日 23時) (
レス) id: 366e090dd4 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 作品を作る前にまずルールをご理解下さい (2019年5月14日 23時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月14日 23時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：光 | 作成日時：2019年5月14日 23時
