絶対的女王様は好奇心旺盛【2j3j】 (ページ32)

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２６話「家族」ページ32

？？？Side

›最近の弟とのエピききたい

›なにそれwww

›なんでやねんw

『ん、最近の弟のエピ、？』

弟、その単語に反応して画面に食らいつく。

『弟、そもそも親とも会ってないな。』

›そうなの？

›お城に一緒に住んでんじゃないんだ

『そうそう、上皇って形で違うお城に住んでるよ。』

『弟と８歳も離れてるし、話あわないんだよなぁ………。』

『まぁ、嫌いだからあんま関係ないけど。』

その言葉を聞いた瞬間思わず電源を切った。

20××年×月×日、俺の姉は史上最年少で女帝の座に君臨した。

即位１日で国を一つにまとめ上げたリーダーシップに融けた天才。

そんな姉は、女帝になる前は家族内の腫れ物だった。

国立ハート学園に中等部から入学した姉は、学園内で１番と言っても良い程成績が悪かった。

それは、父の逆鱗に触れた。

「お前は下の下なんだから、他人より多く勉強しろ。」

「家族で１番遅く起きるな、早く起きて勉強しろ。」

姉を見たら勉強勉強、姉が体調を崩したときでさえ勉強を心配した。

俺は、それを見て見ぬふりをした。

父は俺を何故か可愛がる。

俺がなにかしでかして、姉が俺を怒った時でさえ姉を理不尽に怒鳴りつけた。

だから姉は俺が嫌い。

だからあの日俺を突き放して＿＿＿＿＿。