9話 「◯」 ページ9
葛葉「俺は数少ない親友を一人◯した、紛れもない事実だ。」
葛葉「だけど、周りの人間はそれを褒め称え、俺を崇めた。」
葛葉はその街の有名な能力者ギルドのオーナーの息子らしい。
親友は二人いて、一人は能力を使うことが嫌いだったらしい。
その街の人間は、悪魔を嫌っていて悪魔対峙が主な仕事内容だった。
ある日、葛葉がK(親友の一人名前をKとし)と、パーティ作り、初めての仕事でその悪魔対峙を行いに行ったらしい。
Kは向かう途中で、風邪を引いてしまい一人で悪魔退治へ向かったが、悪魔が居るとされていた場所に居たのは、もう一人の親友だったらしい。
葛葉「それを知ったのが、アイツが瀕死状態まで追い詰められた時で、もう後の祭りだったけどな。」
葛葉「アイツは悪魔と人間のハーフだった、しかも結構ランクの高い悪魔で、街の人間は怯えてたんだ。」
葛葉「………まぁ、そんなわけで俺は親友を一人◯した。」
重い話、されど無視してはいけない話。
『親友は最後に君は悪くないって言ってたんでしょ、?』
葛葉「でもそれはッ、」
『本音かどうかは本人しか知らないけどさ、最後の力を振り絞って出したことがその言葉なら、それを信じるのが償いなんじゃないの、?』
葛葉は少し目を開き、目に涙を溜めながら「そうだな」と呟いた。
その後、私はコンビニで買ったポテチを半分開け空を眺めた。
『あ、流れ星。』
それを見つけたのは、いつもの日常を抜け出した一歩後だった。
220人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
* しろねこ * @にゃぽれおん(プロフ) - 月宮まるさんの作品ほんと好きなので新作楽しみです! (12月4日 16時) (レス) @page2 id: 5845a20a95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月宮まる | 作成日時:2023年12月3日 19時