吸血鬼に愛される？【Ⅱ】 (ページ29)

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少女の血71 ページ29

ガキィン…ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟ…

銃の交戦。ナイフが混じり合う戦場。

｢…おい！見ろ！女だ！…あいつ直産みの子じゃねえか？！｣

そういい、敵国の兵士が私を指さす。
その言葉に何人もの兵士がこちらを向く。

kn｢…？！何しとるん？！待ってろって言うたやろ！！｣

コネシマさんが大声で私を呼ぶ。でもそんなことはどうでもいい。今は力がありふれている。

『…るっさいなぁ…私だって役に立ちたいじゃん？』

小声でそう言い、目の前の兵士に向かってナイフを突き立てる。けれどあいにく、相手は銃だ。

｢やれるもんならやってみな！！！｣
そう言うと彼は銃を打つ。でもそんなのはききはしない。

素早く地面を這うようにしてしゃがむ。そのまま勢いで地面を蹴り、ナイフで刺す。

｢あがっ…｣

そのまま彼の肩を押し込み、宙に浮く。
『one…』

飛んでくるナイフを手で掴み、もう1人の兵士にナイフを投げた。運良く心臓辺りに刺さる。

『two…』

そしてもう片方の手にあるナイフを真後ろに投げた。
｢ぅが…｣
『three…！』

素早く銃を奪い、相手の首から上目掛けて打つ

『for…five…six…Seven！』

一気に4人を撃ち抜く。

『残りは毒ガス…』
そういい、以前死神さんにもらった爆弾を投げる。

『にしても死神ピクミ○って…ネーミングセンス面白いな…』

そのままみんなの元へ向かう。次は戦車がある

まだ怖い。人を殺すことが。けれど今の私にはこれぐらいしか出来ない。ロボロさんの血があるお陰でなんとか並の人間よりかは身体能力が上がっている。

『…よっし…頑張ろ』

そのまま、戦場の地を踏み込んだ。