説明されてます ページ26
太宰side
谷崎君の携帯がなった。どうやら依頼らしい。
皆、揃って上の探偵社に上がっていく。
そのなかで躊躇っているののかすぐに歩き出さない人物がいた。黒牙君だ。
太「どうしたんだい?」
黒「いや、君にどう説明しようか考えてて…」
先刻の話に対して悩んでいるようだった。
太「ありのまま話せばいいんじゃない?」
黒「話せないから困ってる。」
眉を寄せてホントに困った顔をしている。
太「というか、何故君は安吾を知ってるんだい?」
それが最大の謎だ。黒牙君は特務課の人間なのか?だから、社長に呼ばれたり、どこかへ行ってたのか?
黒「知ってるっていうか…、知らざるおえないというか。」
複雑な過去があるらしい。まぁ、纏まるまで待つとしよう。
そして、目の前には美人さんがッ!これは心中に誘わねば!
私は盗聴器を用意して女性に近づいた。
太「睡蓮の花のごとき儚くそして可憐なお嬢さんだ。どうか私と心中していただけないだろー」
すぱァァァァァァァァァん!!
痛い!国木田君本気でやったな!?
連れていかれてしまったよ。そして連れていかれた先には黒牙君がいた。
黒「説明するよ。」
太「纏まったかい?」
彼は頷く。そしてポツリと語り始めた。
黒「俺は異能特務課の監視対象に当たる特一級危険異能力者だ。ちなみに知り合いにもう一人危険異能力者はいる。」
……情報をありがとう。
黒「5歳から監視対象になり、ずっと特務課が用意した場所、物で生活してた。最近じゃあそれが嫌になって逃げ出したんだけど。」
だから、物事の把握する。一般常識を知らなかったのか。携帯なんて当時はなかっただろうし
黒「まぁ、成り行きで敦に会って君に連れて来られた。仕事なんてしたことなかったし、第一俺はあまり居て良い存在ではないから特務課に先刻許可を取りに行ったってわけ。」
太「…なるほどね。だいたいはわかったよ。ありがとう、教えてくれて。」
私が部屋をあとにする寸前、黒牙君は初めて屈託なく笑った。
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田中太郎 - 面白かったです!更新応援しています (2018年7月7日 16時) (レス) id: 552f954393 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅 - 真天晴夏さん» ガチですか!!!?こんな嬉しいことはありません!是非ともお願いしたいです! (2018年6月26日 17時) (レス) id: b341bfb04d (このIDを非表示/違反報告)
真天晴夏(プロフ) - 私も暇だったら書いて見ます下手だけど (2018年6月19日 22時) (レス) id: aeb99a7d73 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅 - マジですか!?教えていただきありがとうございます! (2018年5月22日 23時) (レス) id: b341bfb04d (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - アナログでイラストを載せる場合もデジタルの場合もヘルプから画像アップローダーを押してサイトに申請を出さなければいけません。だいたい次の日の午後4時〜6時までには申請通ると思います。申請が通るとURLも発行されるのでそれを小説に貼り付ければ完了です。 (2018年5月22日 23時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柏餅 | 作成日時:2018年5月18日 21時