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大切なもの ページ24

マサイside

Aは、泣きながら言った。

こんな私、いらない。消えたい。そばにいられない。って。

馬鹿なのか、と本当に思った。

__お前がいなくなったら、どうすんだよ。

ダーマが悲しむだろ?俺だって、みんなだって悲しむんだぞ?お前が居ないとFischer'sじゃないんだぞ?

そう、優しく諭したかった。

だけど、無理だった。

気づいたら、Aの左頬を叩いていた。

その後、何を言ったのかもよく覚えてない。

だけど、言いたいことを口を悪く言ったんだろう。

Aは泣きそうで、少し苛立っていた。

あ「分かってるならほっといて!!さよなら!」

そう言って、部屋を出て行った。


「……っ、ごめん………」

出ていくAの背中を、見るしかなかった。

モ「っ、マサイっ!!お前、何考えてんの!?」

シ「落ち着け、モトキ」

モ「っでも……!!」

シ「落ち着けって!今騒いでもなんもなんねぇよ!」

「…………俺は、あいつに………酷いこと、言ったよな……もう、ダメなのかな…………」

最悪だ。

俺は、落ち込んでるあいつに、何もしてやれない。

幼馴染、失格だな。

ぺ「マサイ、そんなことない。幼馴染、失格とかないから。ね?」

「っ………でもっ…………」

あいつに優しくしてやりたかったのに。

俺は、感情に身を任せて。

酷いことを、怒鳴ってしまったんだろう。

「最低だ、俺……」


ン「マサイはいっつも溜め込みすぎ!話さないと、分かんないから!」

ザ「今は、Aちゃんの安全を確保するのが先じゃない?」

………そうだよな。

ダ「俺、探してくる。」

シ「任せた。」

俺は、結局何も出来ない。



あいつより、俺の方が馬鹿なのかもな。

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設定タグ:Fischer's , ダーマ   
作品ジャンル:恋愛
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星香(プロフ) - パーマさん» コメントありがとうございます!おお!名前、莉兎にして良かった…!私もダーマさん大好きです!本当にありがとうございます! (2018年3月2日 18時) (レス) id: c3ac07a832 (このIDを非表示/違反報告)
パーマ(プロフ) - こんばんは(*^^*)奇跡的にも名前を莉乃にしてて、妹の名前出たときに運命感じました(笑)ダーマさん大好きです(*´-`)お話素敵です( *゚A゚) (2018年3月1日 23時) (レス) id: ffea48cf4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星香 x他1人 | 作成日時:2018年2月22日 6時

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