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距離 ページ23
そこまで言ってはっとする
初対面同然の相手に泣きつかれて、こんな重い話し聞かされて
仕事で毎日ヘトヘトのはずなのに
自分の事でいっぱいで大野さんのこと考えてなかった
私、迷惑以外のなにものでもないじゃん。
ほんと……さいてー
これ以上迷惑かれらんない。
一刻も早く帰らなきゃ。
｢っっごめんなさいっ、もう大丈夫です｣
｢……帰りますね｣
…………ん？
大野さんの私を抱きしめてる腕から解放されない
｢あ……の？｣
智｢ダメ｣
智｢ここにいて｣
｢っえ？お……のっさ？//｣
低く耳元で呟かれる掠れた声に自分でも分かるくらい顔が熱くなる
ちょっっっとまって！
やだ絶対今顔赤いよっ！
しかもダメ、ここにいてって……//////
なんか……可愛い
……じゃじゃじゃなくて！！！
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作者名：楓 | 作成日時：2018年5月5日 17時
