〇 僕の弟と僕の妹 ページ3
. JN side
TH「 ジニヒョン、これでよかったかな。」
セットしていたスマホの電源を切って、ホテルのベッドにバタッと倒れ込む子犬のような顔をした弟。
そのふわふわした黒髪を撫でると、涙目で ' Aに会いたい ' って訴えられて、ヒョンはどうしたらいいんだか。
僕のメンバーであり弟的存在であるテヒョンと、国民的ヨジャグルと呼ばれるchimmyのマンネであり僕の実の妹であるAが出会ったのは、一昨年の12月。
仕事終わりにテヒョンに誘われて、テヒョンの家で夜ご飯と少々のワインを味わい中。
アルコールが入ったこともあって話に熱が入っていると、それを覚ますようにピコンピコンと通知を鳴らすスマホ。
Aじにおっぱ〜〜
A部屋の鍵おちた
Aエレベータの隙間に
AどうしようTTTT
A家なき子だよおっぱTTTTTT
僕の妹ははっきり言って可愛い。
そして、はっきり言ってどこか抜けている。
今日の妹は、自分の家の鍵をエレベータの隙間に落として家なき子になったらしい。なんて日だ。
と思いながらも、何年間もAのこういう場面に遭遇していると恐ろしいことに慣れてしまって。
.IN今テヒョンの家にいるからおいで
.IN現在地
.IN着いたら連絡
テヒョンにAからのカトクを見せると、笑いすぎて椅子から転げ落ちながらも、Aを家に招くことにOKしてくれた。
なんなら、' Aちゃんってそんなに面白かったの? ' なんて言いながらヨンタンを撫でくりまわしてる。
今思えば、エレベータの底に落ちてしまったAの家の鍵とWWHの僕が2人のキューピットだったのかもしれない。
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ちむ(プロフ) - めめさん» はじめまして!ありがとうございます〜〜!自分を大切にがんばります!´` (2021年6月1日 11時) (レス) id: e6e90d8432 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - はじめまして!お話読ませて頂きました!とても好みの作品で続きがとても気になります!ご自身のペースで完結まで頑張ってください!応援しています! (2021年6月1日 1時) (レス) id: 657388ff32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チム | 作成日時:2021年5月31日 23時