あの人のこと ページ8
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どうやら潮江先輩と立花先輩は、俺に説教を垂れに来た訳じゃないらしい。少しほっとして、肩の力が抜けた。
外がだいぶ暗くなってきて、見づらくなってきた。同室の兵助は、「火ぃ灯します」と言ってロウソクに火をつけた。
「えっと…何をお話ししに来られたんですか」
「なに、私たちはお前たちのひとつ上な分、A先輩のことは覚えている。夕方のお前を見た感じ、先輩とは初対面と見受けたので、色々教えてやろうと思ってな」
立花先輩が得意げに言った。Aさんが卒業した時先輩方は4年生。俺たちよりも1年多くAさんとふれあっている。
「俺は夕方の勘右衛門にむしゃくしゃしている時、仙蔵が『勘右衛門に色々教えに行く』と言うのでちょうどいいと思ってついてきた」
何しに来たんだ。
それ以前に、潮江先輩に理由は聞いていない。
「文次郎黙っていろ。だからお前は文次郎なんだ」
先輩同士の喧嘩にいちいち反応すると、それはもう見た感想ではなく悪口になってしまうことがなんとなく分かってきたので、割愛とさせて頂く。
「本題に入るぞ…？」
そう言う立花先輩は眉間に皺を寄せていた。少し息が荒く、髪がいつもよりパサッとしていた。
言わずもがな潮江先輩はところどころ傷が付いていて、服は結構ボロボロだった。口はムスッとしていた。
何があったかは聞かないでください。
「先輩は、くのたま時代は結構遊ぶ人だった。色んな男と一緒にいた」
「じゃあとりあえず雰囲気出して繁殖期のオスの兎のように追いかけ回せばいいですか」
「それでもし仮に好きになってもらったとして嬉しいのかい？？」
雷蔵は真面目だから…。
嬉しいに決まってんだろ。
今更俺の思考を疑わないで欲しいな。
「最後まで話を聞け。A先輩、今は誰の誘いも断るらしい」
「そりゃまた、なんで？」
八左ヱ門が聞いた。
「さあ。外に出て、色々あったんじゃないか？フリーの忍者ならば、裏切って裏切られての世界だろう」
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もちょっと頻度あげたい…
見切り発車だから仕方ないんだ(開き直るな)
今更ですが、三郎の口調は「私」「俺」などあるようですが、 個人的に一人称私呼びが好きなのでそれで…。
夢主、登場させますね。
次あたりにでも…
やっと夢主ちゃん出ます。これから絡み増やしていきます。→←この小説始まって早々俺はもう限界です
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ねう。(プロフ) - 一気読みしちゃいました！とっても面白いです😢😢 (11月28日 17時) (
レス) @page26 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - ぐらさん» こちらこそありがとうございます！ (2021年1月31日 14時) (レス) id: 432cdd0ce8 (このIDを非表示/違反報告)
ぐら(プロフ) - 来夢さん» ありがとうございます。 見てみますね！ (2021年1月31日 9時) (レス) id: 3a7d057f41 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - ぐらさん» あとぐらさんがもし気に入って下さったらリクエスト受け付けておりますので、リクエストして下さいね！ (2021年1月30日 19時) (レス) id: 40cb41754a (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - ぐらさんの小説めっちゃ面白いです！これからも更新頑張って下さい(￣^￣)ゞ応援してます！ところで、私道明寺来夢で"仮面被り"という小説を出させて頂いてます！良ければ一度拝見して下さるととても幸いです！ (2021年1月30日 19時) (レス) id: 40cb41754a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐら | 作成日時：2021年1月8日 2時
