過去の傷跡 ページ1
何処からが間違いだったのだろう
胸に突き刺さったガラスの破片が視界に写った
あぁ僕は死んじゃうんだなと実感する
視界がだんだんと薄れていく
痛い いたい 胸が焼けるようだ……
誰かの叫び声が聞こえる 声が遠のいていく……
最後に見たのは、あの人だった…
――――――――――――
aikawa mahuyu
ババンッ――
頭に走った痛みで飛び上がる
「いっっ-」 まだじんじんする頭を抱え込み前を向く
「やっと起きたか……」
「え、あ……すいません!!」
しまった 学校内でも怖いと有名な先生の前で寝てしまった……
思わず顔を青くする
「今後気を付けろ」
「は、はい!」
教卓へ戻ってく先生を見ながら溜息をつく
最悪だ……
そんな様子を隣からニヤニヤと眺める彼、天宮翔太を
悪意たっぷりの顔で睨みつける
「なんだよ…」
「いやwwまふくんがw先生に怒られるのwww初めてw見たからwww」
そんなに笑うとこか?と言うか
「何で起こしてくれなかったの!!」
「コラそこ2人!うるさい!!」
「「すいません。」」
また怒られてしまった……
気づけばすっかり授業も終わり時計の針はお昼を指していた
「まふくーん!食堂行こ〜」
「うん!今行くー!」
天月君は僕にとって唯一無二の幼馴染みだ
極度の人見知りの僕に天月君は優しく手を差し伸べてくれた
いつも天月君に助けてもらってばかりなので僕も恩返しをしたいのだけど
彼は何でも出来るハイスペック紳士なので僕の出る幕はないのだ
『キャァァーーーー!!!』
突然黄色声が食堂に響く
女子が何かに向かって群がっていく
「んーなんかうるさいね〜」
「そうだね…天月君は気にならないの?」
「気になるも何もアレ会長さんでしょ?」
「まぁ……そうだろうね。」
この学校の生徒会長 伊東歌衣先輩
伊東家の御曹司?らしくイケメンで頭もいい
その上誰にも優しい紳士なのだ
「まふくん行かなくていいの?」
「まぁ……うん、」
そして人気アーティスト「ライト」として活動中
まぁ僕は以前「ルイス」と一緒に「ai2」というユニットとして活動していた時の
ファンなんだけどね……
そんなことを考えてるうちに予鈴が鳴った
僕達は駆け足で教室へと向った
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作者名:ねむい | 作成日時:2017年3月23日 15時