9話 ページ9
『また！その音は何？何かの病気なの？』
syp「ちがう、大丈夫。」
『ヒトは常にそんな音がするの？』
まだお腹を押さえているショッピ君にそう聞くと、彼はふるふると首を振った。
常にその音が鳴るのでなければれっきとした病気だと思うのだが。
すると近くの木からエーミールが降りてきた。
スパイダーである彼は背中から糸が出る。
スパイダーの好物は蝶とかであるのが普通だが、彼は蝶を食べない。
捕まえたとしたら、標本にするらしい。
彼の作った標本は何度か見せてもらったことがあるが、とても綺麗だったと記憶している。
『あ、エーミール！』
eml「あれ？Aさん？と、誰や！？」
『エーミール、こちらショッピ君です。ショッピ君、あれはエーミールです。』
syp「ちっす。」
eml「え、あ、あのAさんが助けたっていうヒトの子供！ヒトの子供なんて初めて見たわ！」
エーミールは興味深そうにショッピ君をじろじろと舐め回すように見ている。
どうやらショッピ君はそれが嫌なようで、明らかに困ったような顔をしている。
その時、またショッピ君のお腹がぐぅ〜っと鳴った。
eml「ショッピ君はお腹空いてるんやな。」
syp「え、ちょ、ちが、言わないで、」
『え？お腹空いてるの？』
ショッピ君は、エーミールにそう言われてなぜか慌てている。
お腹空いているだけなら早く言ってくれればヒトの食料くらい用意してやったものを。
『隠さなくてもいいのに。ねぇエーミール、ヒトって何を食べるの？』
eml「街に売ってるものやないですか。」
『まち、かぁ。私がエンダーマンだってバレるのはまずいなぁ。』
エーミールの話によると、どうやらヒトは石炭や木炭はもちろん、あんなに美味しい土が付いた草も食べないそうだ。
そんなの一生の半分以上損をしている気もするが、所詮別の生き物だ。
食べるものが違うのは当たり前だろう。
『ショッピ君、私はヒトに見える？』
syp「モンスターには見えない。でも服装がちょっと街にはいない感じがする。」
私が最後にヒトを見たのはヒトの時間で約500年前。
その時とヒトと今のヒトでは服装のセンスも変わっているだろうし、何より私自身とても幼かったからヒトがどんな服を着ていたかなんて覚えていない。
『ヒトはどんな服を着るの？』
syp「よくわからない。」
どうやらショッピ君にもわからないらしい。
でもこんな時にはあのメス誑しマグマキューブに相談すればいいだろう。
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Lemon(プロフ) - 風太さん» Oh…yeah… (2018年12月26日 10時) (
レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» ただでさえ無い文才なので残念ながらおすそ分けできないですが今日のデザートの牛乳寒天ならおすそ分けできますよ(微笑) (2018年12月25日 20時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 風太さん» そうですね((風太さんの文才下さい（切実） (2018年12月25日 11時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» 論点がずれてる夢主ちゃんって凄く可愛いですよね((( (2018年12月22日 0時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - も、木炭？！そ、そういう問題？！ (2018年12月21日 14時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
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