31話 ページ32
もうあれから何日経っただろう。
毎日ひっきりなしにモンスターがお見舞いに野草などを持ってきても、どれだけ上等な土を持ってきても、Aは目覚めなかった。
一方で、俺はモンスターになっていた。
どうやら、兄さんの部屋から盗みとってきたポーションは「ヒトをモンスターにする」ものだったらしい。
持ち出したことがバレた時は兄さんとトントンさんにこっぴどく叱られたが、他のモンスターからは喜ばれた。
特にコネシマさんは手を取って踊り出したくらいだ。
モンスターになった体は、とても便利だった。
どうやら種類はシュルカーボックスのようで、ヒトだった時とは比べ物にならないくらいの身体能力と体力を手に入れた。
だから、こうやって何日も寝ずにAの傍にいることが出来る。
しんぺい神がどれだけの技術を尽くしても待つことしか出来ないと判断したのだ。
何年だって待つつもりではあるが、そろそろ挫けそうではある。
ロボロさんはただでさえ涙脆いからというのもあるのだろうが、眠るAを見ただけでボロボロと泣いていた。
グルッペンさんは自分が熱を移したからこうなったと自分を責めているらしく、忙しいだろうに毎日違う種類のお菓子を持ってきている。
その時にはいつも「食べるか？」と聞いてくれるが、生憎食欲が一切無い。
こうやって落ち込み続ける俺を見たら、Aは意気地無しだと笑うだろう。
またAの笑顔が見たい。
人間が嫌いだった、死にたいと思っていたヒトに、ヒト嫌いなプリンセスは優しかった。
それなのにつんけんした態度しかとれなかった自分が、どうしようもなくダサく思えてきた。
やっと自分の気持ちに気づけたのに、それを伝えることもできない。
もうすぐで夜になる。
syp「起きてよ、お願いします。」
返事はなかった。
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Lemon(プロフ) - 風太さん» Oh…yeah… (2018年12月26日 10時) (
レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» ただでさえ無い文才なので残念ながらおすそ分けできないですが今日のデザートの牛乳寒天ならおすそ分けできますよ(微笑) (2018年12月25日 20時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 風太さん» そうですね((風太さんの文才下さい（切実） (2018年12月25日 11時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» 論点がずれてる夢主ちゃんって凄く可愛いですよね((( (2018年12月22日 0時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - も、木炭？！そ、そういう問題？！ (2018年12月21日 14時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
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