28話 ページ29
syp side
もうすぐで朝になる時間だ。
グルッペンさんとの会話は尽きることがなかったが、そろそろ彼も寝る頃だろう。
謎の胸騒ぎがした。
昨日Aと居る時に感じたものとは違う種類の胸騒ぎだ。
目の前で焼きプリンを食べていたグルッペンさんも、手を止めて神妙な面持ちになった。
syp「グルッペンさん、ちょっと俺行ってきます。」
gr「おい、どこに行くんd」
グルッペンさんの言葉を遮るように扉を閉めて、ネザー城から外に出る。
ネザーゲートを潜り、中庭を駆け抜ける。
城には、もうモンスターたちがちらほらと帰ってきていた。
Aの部屋に急ぎ、ドアをノックするが返事はない。
嫌な予感がする。
城に、兄さんというウィッチが居たはずだ。
何かわかるかもしれない。
ちょうどそこを通りかかったスケルトンに兄さんの居場所を聞くと、疲れた様子ながら案内してくれた。
しかし、こちらもまだ帰ってきてはいないようだった。
ノックをしても一向に返事がない。
ドアノブに手をかけると、案外簡単に空いてしまった。
兄さんの部屋の中には、様々なポーションが並べられていた。
その中に一際邪悪そうな色をした、どろどろのポーションがあった。
なんか強そうだと思いそれを手に取る。
文字が読めないことをここまで悔しいと思ったことは無いだろう。
ポーションを持って城の外に出ると、沢山のモンスターが帰ってくるところだった。
その中に、Aの姿はなかった。
コネシマさんに声をかけられたが、聞こえなかったフリをして草原に出た。
草原は広く、誰もいなかった。
帰ってくるモンスターたちも、さっきの集団で最後だったのだろう。
syp「Aーーー！！！」
普段は出さないような大きな声を出す。
返事はなかった。
草原中を駆け回りながらAの名前を叫んでいると、段々声が枯れてきた。
なんでこんな事までして、モンスターであるAを探しているのだろう。
それは、Aが命を助けてくれたからではない。
Aのことを、どうしようもなく愛してしまったからだ。
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Lemon(プロフ) - 風太さん» Oh…yeah… (2018年12月26日 10時) (
レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» ただでさえ無い文才なので残念ながらおすそ分けできないですが今日のデザートの牛乳寒天ならおすそ分けできますよ(微笑) (2018年12月25日 20時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 風太さん» そうですね((風太さんの文才下さい（切実） (2018年12月25日 11時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» 論点がずれてる夢主ちゃんって凄く可愛いですよね((( (2018年12月22日 0時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - も、木炭？！そ、そういう問題？！ (2018年12月21日 14時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
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