25話 ページ26
そもそも、皆が戦っている時にこんなことをしていていいのだろうか。
悶々とした気持ちでクッキーを食べていると、グルッペンさんが顔を覗き込んできた。
gr「Aのことが心配なのか？」
『いや、そういう事じゃないっすけど、こんな呑気なことしてていいのかなぁって』
gr「そうか…じゃあ有益な話でもするか。」
グルッペンさんは様々なことを語り始めた。
長年、モンスターとヒトは戦い続けてきたこと。
そして、自分はもともとヒト側についていたこと。
gr「モンスターのうちの3割くらいが、昔はヒトだったんや。だが未だに、ヒトがモンスターになる方法ははっきり分かっていない。」
syp「そうなんすね…」
gr「今言えるのは、どのみち死なないとモンスターにはなれないということと、モンスターからヒトには戻れないということだ。」
グルッペンさんはそう言うと、ずずっとお茶を啜った。
いや、お茶ではなくてレモンティーかもしれない。
そしてパウンドケーキに手を伸ばすと、美味しそうにもきゅもきゅ食べた。
gr「なにか、質問はあるか？」
彼は次のスイーツを視線で選びながら、そう言った。
スイーツに言っているのかなんなのかわからなかったが、とりあえず考えるふりをしてみる。
すると、答えを促すようにこちらを覗いてきた。
質問といっても、そもそもがわからない事だらけで何を聞いたらいいかわからない。
とりあえずAについて質問しよう。
syp「あの、Aってもともとは、」
gr「あぁ、あいつは筋金入りのモンスターだ。ヒトの事はほとんど何も知らない。」
それだけ言うと、グルッペンさんはチョコレートを口に放り込んだ。
gr「う、もう朝になったな。Aもじきに帰ってくるやろ。ゲートまで送るゾ。」
グルッペンさんと一緒に立ち上がって、部屋を出ると確かにモンスター達が帰ってくるところだった。
城門付近で、ロボロさん、大先生、シャオロンさん、トントンさんが談笑をしながら歩いているところにすれ違った。
4人はこちらに気づくと、にこにこと笑って手を振ってくれた。
軽く頭を下げてネザーゲートの前に立つと、グルッペンさんが沢山のドーナツをお土産に渡してくれた。
gr「Aと分けて食べるんやで。」
背中を押されてゲートの中に入ると、一瞬で目の前の景色が変わった。
あたりはすっかり明るくなっていて、中庭にはひとらんらんさんが乗っていた馬が放されていた。
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Lemon(プロフ) - 風太さん» Oh…yeah… (2018年12月26日 10時) (
レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» ただでさえ無い文才なので残念ながらおすそ分けできないですが今日のデザートの牛乳寒天ならおすそ分けできますよ(微笑) (2018年12月25日 20時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 風太さん» そうですね((風太さんの文才下さい（切実） (2018年12月25日 11時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» 論点がずれてる夢主ちゃんって凄く可愛いですよね((( (2018年12月22日 0時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - も、木炭？！そ、そういう問題？！ (2018年12月21日 14時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
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