3話 ページ3
『いらない。』
zm「そか。あ、そう言えばさっきトントンが呼んでたで。今度ネザーに建てる新しい要塞の費用とかなんとか言ってたな。」
『わかった、ありがと。』
するとゾムは、どういたしまして、と小さく言って、窓から外に飛んで出て行ってしまった。
また村に行くのだろうか。
とりあえず、トントンのところに行かなくてはならなそうだ。
トントンはゾンビピッグマンの中のボスで、書記長をしている。
ネザーはマグマで暑いというのにいつも赤いマフラーを巻いているのが特徴。
ネザーゲートのある中庭に行くと、白い軍服を着たモンスターが骨だけの馬に人参をあげていた。
ひとらんと外道丸だ。
『ひとらーん！』
ht「あ、Aちゃん。どうしたの？外道丸にニンジンあげたいの？」
『違うよー。でも外道丸、久しぶりだね。』
外道丸は、顔を撫でてやると気持ちよさそうに目を細めた。
だが、いつまでも道草を食っている訳にはいかない。
めんどくさそうな仕事は早めに片付けておきたい。
ht「で、どうしたの？」
『そうそう！ネザーに行くの。トントンに呼ばれて。』
ht「あーお仕事？頑張って。」
『ありがとう。』
ひとらんと外道丸に手を振って、ネザーゲートをくぐる。
少しふわっとした感覚の後に目を開けると、あっという間にネザーに着いていた。
ゲートの近くにあるお城の門の前に行くと、門番のブレイズとガストが門を開けてくれた。
モンスター界は、王と王妃だった私の両親が亡くなるまでは、ネザーとエンドとエンドシティを王が、ヒトと共存する世界を王妃により治められていた。
だが二人が亡くなってからは、両方ともが私一人の役目となった。
まぁ案の定ヒトと共存する世界でいっぱいいっぱいになった私に代わって、ネザー、エンド、エンドシティをエンダードラゴンのグルッペンが治めてくれているのだが。
だから元々はこの城も私のもの。
当然顔パスで入れてしまう。
書記長室の扉をノックすると、数秒後に扉が開いて疲れ切った表情のトントンが出てきた。
『トントンが呼んでたってゾムに言われたから来たんだけど、今忙しかった？』
tn「いや、大丈夫やで。ただ、グルッペンが今風邪ひいててな。書類が全部俺にまわってきてるってだけ。」
『手伝うよ。』
tn「ほんま？ごめんなぁ。」
あのいつも大人の余裕があるトントンが私の助けを必要とするなんて、相当忙しいんだろう。
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Lemon(プロフ) - 風太さん» Oh…yeah… (2018年12月26日 10時) (
レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» ただでさえ無い文才なので残念ながらおすそ分けできないですが今日のデザートの牛乳寒天ならおすそ分けできますよ(微笑) (2018年12月25日 20時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 風太さん» そうですね((風太さんの文才下さい（切実） (2018年12月25日 11時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» 論点がずれてる夢主ちゃんって凄く可愛いですよね((( (2018年12月22日 0時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - も、木炭？！そ、そういう問題？！ (2018年12月21日 14時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
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