14話 ページ15
syp「う、わ。なんやここ。あっつい。」
ショッピ君は、ゲートから出るやいなや吐き捨てるようにそう言った。
門番のゾンビピッグマンはショッピ君を見て一瞬驚いたようだが、私が隣にいることに気づいたためか何も言わなかった。
『ごめん。中入ろうか。』
syp「…えっ、ここに入るの？」
『そうだけど。何か嫌なことでもあるの？』
syp「いや、別に。」
ショッピ君は、言葉とは裏腹に目の前に高くそびえている城を怪訝そうな表情で見つめていた。
なぜ憚られているのかは分からないが、この城に入らないと大先生に会うことはできない。
門番に門を開けてもらい城の広い庭に入ると、ロボロがふわっと飛んできて、目の前に着地した。
鼻をすすっているから、きっとまた泣いていたのだろう。
『あ、ロボロ。大先生知らない？』
rbr「いや、その前に色々気になることがあるわ。」
『ロボロ、この子はショッピ君。ショッピ君、この子はロボロ。』
rbr「ヒトやろ？」
そう言いながら、ロボロがショッピ君を覗き込むと、ショッピ君はロボロから視線を逸らして頷いた。
とって食われるとでも思っているのだろうか。
rbr「なんで？Aちゃんショッピ君と付き合ってでもいるん？」
『そんなことあるわけないでしょ。で、大先生はどこ？』
rbr「多分トントンに粛清されてると思うで。」
『ありがとう。』
私が礼を言うと、ショッピ君もロボロに向かってこくりと挨拶をした。
またふわふわと漂いながらどこかへ行ってしまったロボロを横目に城内に入ると、丁度城から出ようとしていたグルッペンとぶつかった。
グルッペンの方は私とぶつかっても何ともなかったかのように建ち続けていたが、私はというと、反動でぺたりと尻餅をついてしまった。
gr「あぁ、すまない。立てるか？って、Aか！！いらっしゃい！！！」
グルッペンは、差し出していた手を引っ込めて、私を抱き上げるようにして立たせた。
初めは私だと分かっていなかったみたいだ。
『風邪はもう大丈夫なの？』
gr「そこそこやな。ところで、そっちにいるヒトは何者なんだ？ついにヒトに手を出したのか？」
『手なんか出してないよ。大先生じゃあるまいし。この子はショッピ君。』
gr「ふーん。ショッピ君か。私はグルッペン・フューラー、プリンセスの許婚だ。」
『寝言は寝て言え。』
そんなくだらない話をしている最中、ショッピ君は挨拶もせずにずっとしかめっ面をしていた。
理由なんて、そんなのはわからない。
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Lemon(プロフ) - 風太さん» Oh…yeah… (2018年12月26日 10時) (
レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» ただでさえ無い文才なので残念ながらおすそ分けできないですが今日のデザートの牛乳寒天ならおすそ分けできますよ(微笑) (2018年12月25日 20時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 風太さん» そうですね((風太さんの文才下さい（切実） (2018年12月25日 11時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» 論点がずれてる夢主ちゃんって凄く可愛いですよね((( (2018年12月22日 0時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - も、木炭？！そ、そういう問題？！ (2018年12月21日 14時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
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