13話 ページ14
A side
取り敢えず、より人間らしい服装とは何なのかを大先生に聞くため、ネザーに行こう。
かと言ってショッピ君を一人でこっちに残しておくのもまだ不安だ。
ネザーという如何にもヒトが嫌悪しそうな場所に、彼がついて来てくれるかどうか。
『えっ、と。ショッピ君。私今から用事があってネザーって場所に行かなくちゃいけないんだけど、ついて来てもらってもいい？』
syp「大丈夫。」
eml「ほんまに？ヒトが生きていけるようなところやないで？」
syp「大丈夫。」
何故そんなに行けると言い張るのかは謎だが、取り敢えずエーミールの制止を遮ってまで行くというなら大丈夫なんだろう。
まぁ気をつけないとマグマで死ぬ可能性もあるが。
城に数歩近づきながら振り返ると、エーミールがまた木に登り始めていた。
その後ろ姿が面白くて少し頰が緩んでしまう。
syp「えっ」
『どうしたの？』
syp「笑った。」
『ヒトは笑わないの？』
syp「いや笑うけどさ。」
何となく会話が噛み合っていないような気もするが、まぁそれは種族が違うから仕方ないのかもしれない。
向き直って城の中に入ると、いつのまにかショッピ君が隣を歩いていた。
さっきまでの警戒心はどこに行ったのだろう。
そうは言うものの、私だって別にヒトを喰う趣味もない。
それに、そのことに触れればきっと二度と隣を歩いてくれないという面倒くさい事にもなりかねない。
そんな事を考えながらも中庭に出ると、ひとらんが外道丸に乗って遊んでいた。
ショッピ君は外道丸をみて一瞬顔を顰めたものの、すぐにいつもの無表情に戻った。
ht「あ！Aちゃん！と、誰？」
『ひとらん、この子はショッピ君。ショッピ君、この人はひとらんらん。』
syp「…ども。」
ht「あっ、うん。」
二人でぎこちない挨拶を行なっている時、ひとらんはじろじろとショッピ君を見ていた。
きっとヒトをあまり見たことがないのだろう。
ht「で、何しに来たの？またお仕事？」
『違う違う！大先生に会いに行くだけだよ。』
ht「うわぁ、それ聞いたら大先生めっちゃ嬉しがるだろうなぁ。」
『あんなクズに興味はありませんよー！』
ひとらんはそれを聞いてけらけら笑うと、外道丸の頭を撫でた。
ショッピ君と一緒にネザーゲートに入ると、ひとらんと外道丸の姿が歪んだ。
次の瞬間にはもうネザーの景色に変わっていた。
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Lemon(プロフ) - 風太さん» Oh…yeah… (2018年12月26日 10時) (
レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» ただでさえ無い文才なので残念ながらおすそ分けできないですが今日のデザートの牛乳寒天ならおすそ分けできますよ(微笑) (2018年12月25日 20時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 風太さん» そうですね((風太さんの文才下さい（切実） (2018年12月25日 11時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - Lemonさん» 論点がずれてる夢主ちゃんって凄く可愛いですよね((( (2018年12月22日 0時) (レス) id: 3b060bbfe0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - も、木炭？！そ、そういう問題？！ (2018年12月21日 14時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
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