ちび幹部【毒素】 ページ33
gr side
いや最近、まじで忙しい。
冗談じゃないってくらいの量の書類がトントンから課せられる。
なんだかんだでトントンは仕事してないんじゃないか?
そんなことを考えながらほぼ流れ作業のようにサインを書き続けていると、急に断末魔のような汚い喘ぎ声が聞こえた。
きっと大先生のものだろう。
ut「んにゃぁぁぁぁ!!!ぐるちゃぁぁぁぁん!!!」
gr「…なんだよもう。」
まぁ呼ばれたなら仕事から離れてもいいよね。
だって総統だもん。
部屋のドアを開け声がした方を見てみると、大先生が幼女に馬乗りにされていた。
いや、どういうことだ。
ut「まじごめんっ!」
gr「いや、孕ませるなとあれほど!相手は誰だ!殺すべきか!!!」
ut「ちゃ、ちゃうねん!これ、Aちゃんやねん!」
『だうー!!!ぐるちゃ!だいせんせであそぼ!』
ut「大先生で!?!?!?」
確かに、言われてみればその幼女の特徴はAそっくりだ。
でもそんなことありえるんだろうか。
まぁ大先生がついに父親になってしまったというのに比べれば、処理は楽だろう。
どうせくられ先生の薬の影響か何かだろうし。
gr「そうだな、大先生で遊ぶか!」
ut「グルちゃん!?」
『あぅー!!!』
四つん這いになっている大先生の背中に乗っているAを抱っこすると、Aはキャッキャと嬉しそうに笑った。
これは可愛い。
大先生を見続けていたから可愛く見えるとかじゃなくて、冗談抜きで可愛い。
『とんちだ!』
そう言いながらAが指差す方を見ると、トントンが粛清剣をぱしぱしと自分の手のひらに打って音を立てながら歩いてきた。
大先生はいつのまにかいなくなっている。
tn「何やってるんすかねぇ。あとそれは誰の子やねん!てめぇかグルッペン!お前いつの間にそんな!」
gr「ちがう!!!ほんまにちがう!!!」
tn「何がちゃうねん。はぇー可愛い娘さんっすなぁ。」
『とんち!Aだよ!』
Aはトントンに近づいて、膝のあたりに抱きついた。
一方トントンは状況が理解できていないみたいで、対応に困りながらぎこちなくAの頭を撫でている。
gr「大先生のせいです。」
tn「まっ、あいつ!」
『とんちあそぼ!』
tn「そうやな。グルッペン、Aは俺に任せてお前は仕事片付けといてええで。」
gr「いやいやいや!トントンこそちゃんと仕事するんやで。俺はこいつと遊ぶから。」
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風太(プロフ) - うえちゃんさん» リクエストありがとうございます!!!どちらも大丈夫ですよ! (2019年3月28日 8時) (レス) id: 4133c0f6d0 (このIDを非表示/違反報告)
うえちゃん - では「幼児化kn」か「デレデレrbr」のどちらかでいいのでリクエストしてもいいですか? (2019年3月28日 6時) (レス) id: 19511bfef8 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - うえちゃんさん» コメントありがとうございます!リクエストはいつでも受け付けております! (2019年3月27日 17時) (レス) id: 4133c0f6d0 (このIDを非表示/違反報告)
うえちゃん - 作者様の手によって推しが輝いてるぅ...(kn推し)お話の青春感、めっちゃ好きっす。emさんとtn氏も輝いておりました。続編の更新待ってまーす!ちなみにまだリクエスト受け付けてたりします? (2019年3月27日 10時) (レス) id: 19511bfef8 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - 綺雨-kiu-さん» ありがとうございます!!頑張ります!!! (2019年1月28日 6時) (レス) id: cefcc92c36 (このIDを非表示/違反報告)
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