ナイトメア【syp】 ページ27
『ふぁあ〜！眠い！』
電気を付けても外が闇だからなのか、少し暗い部屋に広がるpcのブルーライト。
目頭を押さえながら伸びをし、pcを閉じる。
ふっと机の上にあるデジタルの置き時計に目をやると、時刻はもう午前2時過ぎ。
少し動画編集に集中し過ぎてしまったみたいだ。
『やばい、寝なきゃ。』
そう呟いて、立ち上がる。
いくら日曜日の前夜とはいえ、ここまで夜更かしするのは体に良くない。
ベッドに移動して横になると、ベッドの脇にある窓が風でガタガタと揺れた。
いや、それにしてはガタガタが長過ぎないか？
カーテンを開けると、窓の外にあるベランダには幼馴染であるショッピ君が立っていた。
小さい頃はよくこうやってお互いのベランダを行き来したっけ。
なんて考えている場合じゃない。
急いで窓を開けると、そこからショッピ君が器用に入り込んできて、すとんとベッドの上に座った。
今何時だと思っているんだろうか。
『え、どうしたの？今ね、丑三つ時だよ。寝ようとしてたんだよ。』
syp「いいじゃん、前はよくこうやってたやろ。」
『昔と今は違いますよね！それにショッピ君私が学校で話しかけても無視するしさ。その割には部屋に上がり込んじゃうんですかー！』
syp「そういうとこやで。」
ショッピ君は八重歯を覗かせながら笑った。
それにしてもこんな時間に何しに来たのかが気になって仕方ない。
『で、本当に何しに来たの。』
syp「別に。」
『じゃあ帰って。眠い。』
syp「無理。」
いつからこんなに気難しいやつになってしまったんだろうか。
一方彼は私の話に耳も貸さず、ベッドにあったぬいぐるみをもふっている。
『本当に眠いから帰ってってば。』
syp「……たから。やだ。」
『何？』
syp「怖い夢！みた、から
彼の声はどんどん勢いがなくなった。
高校生になったんだからそんなことがあっていいのか。
でもこういう時寄り添ってあげるのが幼馴染ってやつだろう。
『どんな夢見たの？』
syp「Aが、居なくなる夢。」
『はぇ？』
syp「居なくならないでな。」
ショッピ君にぎゅっと抱きしめられる。
正直状況が全く理解できないが、一応こくこくと頷く。
syp「俺今寝ぼけてるから、今度また、ちゃんと好きって言う。」
そう言って、ショッピ君は私を抱きしめたまま眠ってしまった。
私の長年の恋が実るのは、そう遠くないようです。
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風太(プロフ) - うえちゃんさん» リクエストありがとうございます！！！どちらも大丈夫ですよ！ (2019年3月28日 8時) (
レス) id: 4133c0f6d0 (このIDを非表示/違反報告)
うえちゃん - では「幼児化kn」か「デレデレrbr」のどちらかでいいのでリクエストしてもいいですか？ (2019年3月28日 6時) (レス) id: 19511bfef8 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - うえちゃんさん» コメントありがとうございます！リクエストはいつでも受け付けております！ (2019年3月27日 17時) (レス) id: 4133c0f6d0 (このIDを非表示/違反報告)
うえちゃん - 作者様の手によって推しが輝いてるぅ...(kn推し)お話の青春感、めっちゃ好きっす。emさんとtn氏も輝いておりました。続編の更新待ってまーす！ちなみにまだリクエスト受け付けてたりします？ (2019年3月27日 10時) (レス) id: 19511bfef8 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - 綺雨-kiu-さん» ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2019年1月28日 6時) (レス) id: cefcc92c36 (このIDを非表示/違反報告)
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