７ ページ9
·
·
A『ん、ふあぁ〜』
一際大きな欠伸が浴室に響く。
食べ終わった皿には綺麗にサバの骨だけが置いてあった。
A『ハル、おそいなぁ…』
遙達が家を出てから数時間が経過していた。
外を見れば綺麗な月が暗い海を照らしている。
A『…まさか、お化けと遭遇して大変なことになってたりして…』
そんな最悪の状況を考えたAの肌には無数の鳥肌が立っていた。
と、その時───
ｶﾞﾗﾗ…
A『ぅわああっ！！』
玄関の開く音がした。
何者かの気配に背筋が凍りつく。
A『ハル！？ハルでしょ！！？』
浴槽から身を乗り出して声を上げるA。
遙「そんなに慌ててどうした」
ゆっくりと近づいてくる声は紛れも無く遙だった。
A『ったく、お化けだと思っちゃったじゃないか…
玄関に入ったら一番に"ただいま"って言ってよね』
遙「…」
ブリブリ怒るAを横目に遙は服を脱ぎ始める。
ｺﾄ…
A『───あっ、トロフィーあったんだね』
脱衣所のカゴに例のトロフィーを置くのをAは見逃さなかった。
ﾁｬﾌﾟﾝ…
…ﾋﾟｯ
遙は湯船に入りお湯炊きのボタンを押すと、スイミングクラブであったことを話し始めた。
遙「凛に会った───」
·
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るーたろ、(プロフ) - 塩鮭さん» ありがとうございますm(_ _)mこれからも頑張ります！ (2017年5月27日 8時) (
レス) id: a91eb382cf (このIDを非表示/違反報告)
塩鮭 - ナイスとしか言いようがない。 (2017年5月22日 19時) (レス) id: 245df2be21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るーたろ、 x他3人 | 作成日時：2017年5月14日 12時
