4 【主人公side】 ページ6
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ハルが学校に行ってる間。
ぼくは一人で優雅な時間を楽しんでいる…
なんてはずがない。
『だーッ!
ひーまーー!!』バシャバシャッ
"留守番"
それはぼくの嫌いなものの一つ。
『…ハルいないし、暇だし、
もっとも!ぼくここから出れないから何もできないし!!』
昔はよく川とかに連れてってくれたのに体が大きくなってからは全くと言っていいほど連れ出してくれなくなった。
『泉にいた時は体の大きさを制御できたんだけどなぁ…』
ここに来てから今では愛してやまない"サバ"にも出会った。
他にも栄養たっぷりなものをどんどん吸収していくうちに…
ビチビチ…(尾鰭を振る)
『とうとうここまで大きくなっちゃった…』
でもハルと一緒にいれるなら良いもんね!
毎日ご飯くれるし、ぼくがここにいても何も言わないし、(あ、でも水の使いすぎは叱られる…)
…それに命の恩人だし!!
そう言えば、ハル今何してるんだろう…
『…っと』
バシャ…
窓からちょこんと顔を出すと、大きな鷹が空高く舞ってる。
『学校楽しんでるかな…
…ふあぁ』
まだハル帰ってこないし、少し寝てよっと。
チャプン…
『…おやすみ、ハル───』
鷹の鳴き声を微かに感じながら、ぼくは深い眠りに落ちていった。
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るーたろ、(プロフ) - 塩鮭さん» ありがとうございますm(_ _)mこれからも頑張ります! (2017年5月27日 8時) (レス) id: a91eb382cf (このIDを非表示/違反報告)
塩鮭 - ナイスとしか言いようがない。 (2017年5月22日 19時) (レス) id: 245df2be21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るーたろ、 x他3人 | 作成日時:2017年5月14日 12時