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ジュ〜…
真琴「…ってやっぱりサバ焼いてる!」
遙「おれもAも朝飯まだ食ってないから」
案の定、遙は二人分のサバを焼いていた。
昔から手先が器用だったので料理は結構な腕前。
故にAは遙の焼くサバが一番の好物でもある。
真琴「それに水着にエプロンって…」
遙「水着に油が飛ぶのは嫌だ」
そんな会話をしていれば…
A『ハル〜!
ご飯まだ〜〜!!?』
風呂場からの
遙「もうすぐできるから待ってろ…!」
遙はそう言うと手際よく皿に盛り付け始める。
その姿はまるで一児の母のようだった。
・・・────
A『いただきますっ!
あむっ……おいしいぃ!!』
遙「いただきます」
真琴「…まさか朝ごはんって毎日ここで食べてるの?」
A『まあね
ぼくはここから動けないし!』
遙「一緒に食べた方が片付けるのも楽だ」
風呂場に真琴のため息が響いた。
確かに普通はこんな所でご飯を食べたりはしない。
A『ゴクンッ…
そう言えば今日から学校だよね』
真琴「正式に言えば昨日からだけどね…
だってハル、昨日の始業式来なかったからさ」
遙「休むって電話した」
A『はあぁ〜
てことは、今日からぼくは留守番係だね』
Aは『寂しくなるな〜』と深いため息をつくと、残りのサバを一気に口の中へ放り込んだ。
遙「ごちそうさま
それじゃ、行ってくる」
A『うぅ…いってらっしゃい
真琴、ハルをよろしくね』
真琴「ふふ…わかった
またね、A」
風呂場から出ていく二人の姿をAは名残惜しそうに眺めるのだった。
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るーたろ、(プロフ) - 塩鮭さん» ありがとうございますm(_ _)mこれからも頑張ります! (2017年5月27日 8時) (レス) id: a91eb382cf (このIDを非表示/違反報告)
塩鮭 - ナイスとしか言いようがない。 (2017年5月22日 19時) (レス) id: 245df2be21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るーたろ、 x他3人 | 作成日時:2017年5月14日 12時