【寺坂竜馬】見習いボディーガード【男主】 (ページ3)

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「は？」

「今言った通りだ。ガキンチョにはしばらくの間笹山Aのボディーガードを務めてもらうことになった」

「いやどーゆーことだよいきなり意味分かんねぇよ」

このジジイのもとで世話になってから暫く立って唐突にそんなことを言われたら流石に俺でも混乱する。マジで意味が分かんねえ

「大学内で警備をつけると目立ってしょうがないとの事だ。笹山Aはこれまで頭も良く芸能活動のこともあってあまり大学には顔を出していなかったが出席日数等を考えるとそろそろ厳しいらしい」

「だからってなんで俺が選ばれんだ？もっと適任のやつがいるだろうよ」

間違いなく俺じゃないだろ。

「事務所の方から同じ大学生で男、体格があるなどの条件の提示があったがそれにお前は適任だと判断した。ここ数日の働きを見ていたが、文句は多いが要領よく仕事をこなすし何よりも一生懸命だった。期待しているぞガキンチョ」

「…！仕方ねえな、つまんねえって思ったらすぐやめるからな」

このジジイが意外と俺のことを見てくれていたという事実にびっくりしたと同時に、なんだかよくわかんねえ恥ずかしさがこみ上げてきた。

こうして俺のボディーガード生活が今始まろうとしていた。