君との約束 (ページ2)

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一通の手紙が届いたみたいだページ2

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敦視点

｢郵便でーす｣

｢はい！ありがとうございます！｣

配達員さんから手紙を受け取り、扉を閉めた

この手紙…誰宛の手紙だ？

えーっと…“太宰君へ“…

…太宰さんに？結構珍しいな…

敦｢太宰さん、太宰さん宛に手紙が届きましたけど…｣

太宰｢そうかい、ありがとう｣

太宰さんは、手紙を受け取るとソファに座った

国木田｢おい太宰!!仕事をしろ!!｣

太宰｢まあまあ国木田君、手紙は読ませてくれ｣

太宰さんは包みから紙を取り出し、目で読んだ

太宰｢えーっと何々？｣

太宰君へ

元気にしているかい？私は元気だよ

そういえば、覚えているかい？

昔、私と君が出会った場所を

…厭、覚えていないか。

覚えているなら、その場所で会おうと想ったが…

君は忙しいからね。会いたくても会えないよ

若しもあの約束を覚えているなら

…一緒に海に出掛けよう…なんて、ね

…会える時があるなら、海辺に来な

私は其処にいるからね

太宰｢…彼女からか｣

敦｢彼女…誰からですか？｣

太宰｢知らないかい？八名川A
有名な絵師だよ。｣

敦｢えぇ!?あの八名川Aさん！？｣

八名川A─彼女を知らない人は
殆どいないと言われる程の有名な絵師

確か今はパリにいるって言われてるけど…

敦｢あの、八名川Aさんって…パリにいるんじゃ…｣

太宰｢帰国してるよ。多分、今から海に来いって事だ｣

太宰さんはソファから立ち、外套を羽織った

ナオミ｢あ、あの…ナオミも行って良いですか?会話を聞いていまして…

八名川Aさんは、ナオミの大好きな絵師さんなんです！｣

太宰｢良いよ。

彼女は少し変わってるけど、ファンは大好きなんだ｣

そして、何故か探偵社(基本)が行くことになった()

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