紫が好きな女の恋の行方 (ページ4)

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はぁ……めっちゃ疲れた。

校長先生の話長すぎんのよ。

でもね面白い子見つけちゃった

それを深澤くんに話してみたら

辰｢あれ渡辺翔太。俺の友達！めっちゃ塩だからあいつ｣

『え！そうなの！？塩か。』

辰｢まさかの一目惚れ？｣

『違う‪wいじられてるの面白くてさ‪w』

辰｢なるほどな‪w俺めっちゃ

笑顔可愛いなって思うんだよね｣

『っ……確かに可愛い。深澤くん可愛いとか言うんだね。』

辰｢あんま言わないけどちゃんと言う時もあるw｣

『そうなんだ‪wあ、目合っちゃった。見過ぎたかな？』

辰｢大丈夫‪、見過ぎだったけど‪w｣

『えぇ…謝ろ、渡辺くんごめんなさい』

辰｢聞こえるかもよ隣の列だし｣

『その前に先生にバレるんじゃ？』

辰｢あ、後で喋るか‪w｣

『だね‪w』

楽しい時間は終わった。

あの子、渡辺翔太って言うんだ。

深澤くんの言った通り、笑顔可愛い。

塩ってことはクールなのかな。

翔｢なんだあの子めっちゃ俺の事見てたじゃん。怖。｣

そう言われてた時に私は

『え、あれ……』

辰｢美優？大丈夫？｣

『うん。なんでもない…』

あれ絶対神山くんだ……

でもなんで特別クラス？

あそこに入れるのは大金持ちだけなのに

神山くんはそんなにお金持ちって訳じゃないのに。

あ、抜けて行っちゃった。

私も行かなきゃ……話さなきゃ！

『先生、ちゃんと御手洗行って良いですか？』

私は先生に許可を取り神山くんの肩を叩いた

『神山くん？』

神｢あ、見つかってもうた‪w｣

『なんで居るの？』

神｢なんでって家近いしさ、あと美優ちゃん居るし｣

『教えてくれれば良かったのに』

神｢ごめん。俺美優ちゃんと話すの苦しくて楽しくて｣

『え、どゆこと？苦しい？』

神｢確かに色ガチ勢の俺らが色の話をするのは楽しいで？

でも、色の話しかしてないやん。他の子とはプライベートの話とか

めっちゃしてるけど俺と話したことある？俺それが苦しいねん。｣

『…ごめんなさい！私神山くんしか話せなかったからつい』

神山くんにこんな辛い思いさせてたなんて…

神｢まぁ俺だけに話してくれるのは嬉しかったで｣

『神山くん優し過ぎるよ。』

神｢美優やって相手が俺だけで辛いやろ？｣

神山くんはやっぱり居なきゃダメだ。