笑顔をつくるのがうまいのに定評のあるふぁんきぃ ページ9
ふぁんきぃside-----
家の前に立って、ｽｰﾊｰと何回も深呼吸を繰り返す。
しかし、
何回繰り返そうと
心臓の鼓動の速さをおさえることはできない。
＿＿＿なんだっけ、あれや、手に人の文字書いてから三回飲み込むとええんやっけ。
『ふぁんきぃさん、ふぁんきぃさんなら大丈夫ですよ。
きっと父さんも認めてくれます。』
俺の緊張が伝わったのか、応援の気持ちを込めて
Aはぐっと胸のところで両手で拳をつくる。
ふぁ｢おう、がんばるわ｣
そうはいってみたものの、
いつも貼り付けられる笑顔も今日は流石に無理難題。
＿＿＿だが、男たるもの、
惚れた女の目の前で意地をはらずにいつはるのか。
自分に鞭打ち、震える指で、インターホンを押した。
＿ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ＿＿＿
＿＿＿＿＿
＿＿＿
お出迎えは、俺より10�儿發い覆鵑世�見知った顔のお兄さん
キ｢やぁ、ハジメマシテ。
君がうちの子の同棲したいとぬかすふぁんきぃくんだね？｣
絶対はじめましてではない。
高校生活最後の大会のときに、
入り口付近に、赤い髪のでかい男がいると認識した覚えがある。
派手な髪の毛、間違うはずがない。
不審者かと思った。
だけど、ここは完全に相手側のフィールド。
郷に入れば郷に従え。
お兄さんが俺のことを知らへんなら、それは知らへんのや。
ぎぎ、と重たい表情筋を動かす。
数々のメンのヘラった女に笑ってきた顔なんてことはない。
あくまでもにこやかに微笑む
ふぁ｢初めまして、樹囲といいます。Aさんとは、日々仲良くさせてもらってます。
これ、つまらないものですが｣
深く深くお辞儀をしながら甘味屋で買ったどら焼きを渡す
キ｢あ？あぁ、こりゃご丁寧に。｣
驚いたように目を開くが動揺を隠すようにすぐ猫目へと戻った。
キ｢玄関先もなんだ。ま、あがれよ。｣
お邪魔しますといって靴を脱ぎあがらせてもらうことにする。
右足を踏み出すと、後ろからくいっと袖をひっぱられ動きを止めた
『今ので、父さんからふぁんきぃさんへの好感度UPしました。』
聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声
でも、ちゃんと聞き取った。
や っ た ぜ(ｶﾞｯﾂﾎﾟ
口元が綻びそうになるのを慌てて押さえる。
喜ぶのにはまだ早い。
Aから教えてもらったところ、父親は4人。
ならば、突破するべき門はあと3つだ。
終わり
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霜月(プロフ) - なんて言うんだろ､これを見てると心がぎゅっとなる何でだろ？ (2017年10月27日 8時) (
レス) id: ce7b254c8f (このIDを非表示/違反報告)
るるー - 続ききになるわ〜。楽しみやわ〜^_^ (2017年7月10日 9時) (レス) id: 629086881d (このIDを非表示/違反報告)
サカモトさん(プロフ) - 屋上のぼっちさん» お褒めの言葉ありがとうございます…更新してなくてすいません。よーきーくんはここからいい人にしていくので安心してください！！ (2017年5月12日 21時) (レス) id: acea11730d (このIDを非表示/違反報告)
屋上のぼっち - キヨが悪者に見えてきた(別に悪くいってる訳じゃないよ!!) (2017年5月12日 1時) (レス) id: 4177358a76 (このIDを非表示/違反報告)
サカモトさん(プロフ) - もっちもちさん» ありがとうございます…！！更新遅めですいません…ひきつづきがんばります！ (2017年4月1日 11時) (レス) id: acea11730d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サカモトさん
作成日時：2017年3月9日 12時
