8:責任取ってくれるの？ ページ9
『ゆ い の う ！ ！いいかい一期、主を救うには結納をしなければいけないんだ。いや、これは一期の為にもなる。ずっと主を傷つけたと重荷を抱えていくの？そんなのしんどいじゃん。ほら、私と結納して楽になろう？ね？』
「(流石です審神者様！一期一振の優しさに漬け込んで結婚するつもりですね！！まぁなんてゲスい！なんて非人道的なんでしょう！！)」
一期の肩にポンっと手を置き囁く私に、おだてるこんのすけ。どうだ、完全なる包囲網だ。もう逃げられない。いや、逃がさないぞ！！
ゲスいとか言ってられない。どんな手を使ってでも結婚してやる！！
『ね、一期。ね？』
「分かり、ました........」
っしゃあ！！心の中で盛大なガッツポーズをした。私の頭の中にはA×一期一振のカップリングが瞬く間に広げられている。これで、結婚！！
「その代わり、」
『はい？』
「主殿は結婚したいと言ってらっしゃいますが、一体私のどこが好きなんですか。それが分からないと結納なんて出来ません！」
え？一期の好きなところ？一目惚れ、なんだけどこれは理由にならないのか？それじゃあ、そうだなぁ。
『まず第一に顔だよね。私のどタイプ。』
「なっ、顔って......他には？」
『他？他って......うーん。』
いやなんだろう。こう、出てこないんだよ以外と。私がずっと唸っていると......
「やっぱり主殿は私の顔しか見ていないんだ！！もう結婚なんてしません！！」
『待って待って！ちゃんと好きだから！』
「ちゃんとってなんですか！！」
まずい駄目だ。このままじゃお互いの好きが分からず破局コース...まぁまだ付き合ってもないんだけど。でもやっぱり出てこない。私って一期のどこが好きなんだろ。
『好き、なんだよ。とにかく。』
「っ！.......だから私のどこが！」
『分からないけど、好きなんだよ。ただ漠然と。一期を見た時思ったんだ。あぁ、好きだなぁって一緒に、隣にいて欲しいなぁって。』
それだけじゃ、好きって理由にならない？いくら問いただされてもそれしか言えない。だって好きしか出てこないんだから。語彙力が無いだけなのかも知れないけど。
「......主殿って、本当に直球になりますね.....
でも、分かりました。その、愛されている、ということが........
試すような事をしてしまってすいませんでした。
結納、しましょうか。」
『！！.........う、うん！！』
結納、か。これで、一緒になれるのか。
『え？誓いのキスは？』
「無いです。」
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蛍光灯(プロフ) - 瑠璃色さん» こんにちは！コメントありがとうございます！そんな事を言っていただけて嬉しい限りです(^ ^)私はシリアスが苦手なんですが、今回は何故か書きたい衝動に駆られ執筆しました。あまり本編ではまだ甘く出来なさそうなので番外編で書きたいです。更新頑張ります！ (2018年3月27日 10時) (
レス) id: f643b19803 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色 - 初めまして！いち兄を推している瑠璃色です！この作品はただの恋愛ものじゃなくてサスペンス要素が入っているのが読み応えがあって楽しいです！更新頑張って下さい！！ (2018年3月27日 10時) (レス) id: 3757eb64a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2018年3月25日 20時
