【刀剣乱舞】陸軍大佐、一目惚れ。【一期一振】

2:YDGの本気を見せよう！ ページ3

重要任務なんて言われて、うぇーい！ってノリでついて行った。いや、軽いとか分かってるよ！？でもあれじゃん、審神者ってイケメンに囲まれて過ごせるんでしょ。

な に そ れ 天 職！

そう思いながら来たのに......

刀に触れた右手を見ると、

『うっわ。』

痛々しく見事に腫れ上がっていた。ジュクジュクしていて火傷と言うか薬品で事故ったみたいな。

まだジンジンと痛みが体を走っているけれど、これは確かに銃で撃たれたりしてきた私じゃないと出来ない事だわ。耐えられない、ショック死するんじゃないの？

何となく分かった。きっと私は捨て駒要員だ。今ここにはこんのすけいない。この事を見越してだろう。しっかりと閉じられた襖には開けないように結界が張られている気がした。軍人のカンだけど。

審神者は数が少ないのに対して時間遡行軍は馬鹿みたいにホイホイ出てくる。大切な審神者様を死なせてはいけないって事だろう。

いやいや、軍人も居なくなったら困るわ！！！巷にはブラック本丸なるものがあるらしいけど政府の方がブラックだろ！！！

なんて今ここで言っても仕方がない。とにかくこの神様を顕現させないと解放してくれないんだろうからとりあえず耐えよう。

私、知ってるよ。
てめぇはやれば出来る軍人。YDGだ！！！

ふぅと深呼吸をして刀を真っ直ぐ見る。
ここで捨て駒になってたまるか。

死んで、たまるか！！

3:君の刃生→←1:私と君が出会った日。

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