錆兎のバヤイ。 ページ21
・
「随分と来るまでに間が空いたものだな……？
A」
おっふ……。
目の前には、狐の面を被った錆兎くん。
彼は幽霊だ。
まあこの山だと実体化が出来るようで、
普通に触ってくるのだが。
……まあだから、私に危害を加えようと思えば
いつでも出来る訳で。
幽霊が未だに怖い私は決して罰当たりなことを
してはいけない、なんて思っていたのだが。
……よくわかんないことで怒るんだもんなぁ
この子……。
彼はムッとした顔のまま、「俺は怒っている」
「今まで他の奴のとこにいたのか？」
「何故来なかった？」と質問の嵐を起こした。
まあ見た目は私と同い年くらいだから、
可愛らしいとは思うのだけど。
「オイ…今何か失礼なことを考えなかったか？」
「イヤナニモ」
この子は何故か私に固執してくる。
まあそんなの今に始まった訳じゃないけど。
まあ悪霊とか、そんな風には全然見えないんだけど。
本当に、普段は可愛くていい子だし。
おっと、こんなことを言ったら怒られる。
でもまあ嫉妬の仕方も、竈門くんに少し
似ていて、怖いとかそういうのはない。
対応を間違えなければ、彼も簡単だ。
「……あ、あの、錆兎くん……」
「何だ？俺は今怒って、」
「……会いに来れなくって、ごめんね？
許して欲しいけど……ダメかな？」
めっっっっっちゃ媚びる。
目を潤ませ、上目遣い(身長差あまりない)を
精一杯する。
自分でもドン引きするレベル。
死にたい。
だが、恋は盲目というもので。
錆兎くんは、顔を赤らめ目を逸らした。
何で？コレ絶対真菰ちゃんがやった方が
可愛いと思うんやけど。
何でこれで照れるん？
悲惨すぎないかしらコレ。
「ま、まあ……今回は、許してやる、」
そして錆兎くんがバカみたいに可愛い。
え？何これ？え？
【備考】
彼は男らしさ、に重点を置いているので
こっちは女らしさで攻めましょう。
また、いくら見た目は同い年くらいでも、
相手はこちらを年下として見ているので、
無下に扱ったりするのは厳禁です。
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ぽいんせちあ(プロフ) - 何回でも読める！ (2022年3月25日 14時) (
レス) id: 341a75d524 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいんせちあ - やば…好きです (2022年3月25日 14時) (レス) id: 341a75d524 (このIDを非表示/違反報告)
通行人B - 今でもこの小説読んでるけど、これ読むと何時もなんて言うかな……何か、ｷｭﾝってきます!! (2022年2月1日 23時) (レス) @page3 id: 9e6a0c7491 (このIDを非表示/違反報告)
ミル産業 - 最後の時透君はヤバい。何か...ずっきゅーん!!!...だよね??((圧 (2020年4月27日 22時) (レス) id: 66812cc6be (このIDを非表示/違反報告)
奈雪 - あ、此の作品がないと生きていけなくなりました。（訳:めちゃくちゃ大好きです） (2020年3月14日 0時) (レス) id: c1bb07e9f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ系美女 | 作成日時：2019年10月22日 21時
