25.2 自分の名前を消す時 ページ49
『私考えたの。EXOを無くさないために私が出来ること。ずっとこの曲を作りながら考えたの。』
ユンア「それが、このウルロンを作ることだったじゃない？きっと上手くいく！だって、わたしも、コーチも作曲の先生も、、この曲聞いてそう思ったんだよ？」
『ううん。この曲をね、本当に成功させたいならね、、、私はいちゃダメだよ。この曲は、女の私が踊るべきじゃない…。一緒にやったら、きっと結果は変わらない。』
ユンア「そんな！そんなことないよ！13人でEXOだって。みんな思ってる。」
『ありがとう。オンニ。私も、、、一緒にやりたいよ？私だって13人でEXOだって思ってる。でも、、、結果を出さなきゃ、パクさんにEXOがどうされるか、、、分かる？』
コーチ「なんか言われたのか？」
『パクさんはね、きっとこれで何も結果出せなかったら、解散させる気だよ。あの人の力でどうにでもなるんだから。私だけが傷つくんじゃないの。みんなが傷つくんだよ？そんなの見たくない。』
ユンア「A…。じゃあ、どうするの？」
『ウルロンは、12人でやるべき。私はすべてをここに込めたから。ちゃんとこの中にいるから。我慢するわけじゃないから、勘違いしないでね。みんなに託す。それだけ。』
ずっと考えていたんです。EXOは13人で一つだけど、やっぱりこれから先自分がいたら、進むものも進めなくなるかもしれない。
だったら、12人でやれば、何か変わるかもしれない。自分を押し殺してでも、未来を切り開くには、そうするしかないって…。
ずっとずっと考えていたんです。
ユンア「いいの？本当にいいの？」
『オンニ？これで最後じゃないでしょ？』
『きっと上手く行く。絶対、、、みんななら、記録出せる。きっと。わたしの信じる家族だから。きっと出せる。』
そう言って、このノートから、自分の名前を、
自分の立ち位置から、消しました。
"自分の決めたことだけど、やっぱりちょっとさみしいね、、、。"
涙は見せなくても、その表情はやっぱりさみしそうでした。それでも歯を食いしばって、12人のフォーメーションに変えたんです。
Aが考え抜いたすえの苦渋の判断でした。
だから、私達も止められなかった。
あの子が信じた12人で成功すること。
それだけを願って、Aの、背中を押したんです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みー♪(プロフ) - はじめまして！みー♪です！主人公の影での優しさに感動して涙が出ましたぁ！更新頑張ってください！応援しています！！ (2015年1月17日 16時) (
レス) id: 92bee873a0 (このIDを非表示/違反報告)
だら(プロフ) - XIUMONさん» コメントありがとうございます！嬉しいです^ ^ 沢山の方に涙が出たと言って貰えて頑張って書いて良かったと思ってます！これからも続くのでまた是非読みに来てください！頑張ります^ ^温かい言葉を支えに明日は更新します！ありがとうございました^ ^ (2015年1月16日 23時) (レス) id: b2bf35dd76 (このIDを非表示/違反報告)
だら(プロフ) - EXO DOさん» でも、そう言って貰えるのは嬉しいです（笑）これからも私の力になる読者さんでいてください（ ; ; ）照 伝えたい事が多すぎて2つになっちゃいました^ ^ 今日は更新出来ませんでしたが、明日はきっと！頑張ります！ありがとうございました^ ^ (2015年1月16日 23時) (レス) id: b2bf35dd76 (このIDを非表示/違反報告)
だら(プロフ) - EXO DOさん» EXO DOさん！本当にいつもありがとうございます！前のコメント見えてませんか（泣）？毎回返させて貰ってるんですが、届いてなかったらごめんなさい！本当に温かい言葉をいつもありがとうございます！人気だなんてそんな事ないです…。 (2015年1月16日 23時) (レス) id: b2bf35dd76 (このIDを非表示/違反報告)
だら(プロフ) - asamiさん» わー（ ; ; ）asamiさん！また来てくださったんですね！嬉しいです！！最初に出会えて良かったと言って貰えたこと、本当に力になってます！この小説を好きと言ってくださるasamiさんが私は好きです（ ; ; ）照 これからも頑張ります！また来てください^ ^ (2015年1月16日 23時) (レス) id: b2bf35dd76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：だら | 作成日時：2014年12月19日 21時
