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ある出会い ページ3

街に出て、買い出しをしていた。


家にある食材が尽きたからだ。


空港の前を通った時だった。



?「あーっ!!!承太郎さんから頼まれていた2人の内1人!!
A・エンジェだー!!!」



何者かが俺の名前を大声で言った。



?「ね、ねぇ!
君がA・エンジェだよね...?」


A「そうだけど...。
何か用でも?」


?「僕は広瀬 康一って言うんだ!
突然だけど、皮膚を貰えないかな...?」



一瞬、フリーズした。


だってそうだろう?


初対面の人に急に皮膚をくれだなんて言われたら。



A「えっと...。
とりあえず警察呼んで来ますね。
じっくり事情聴取を受けてください」


康一「ち、違うんだ!
ある人から君の皮膚を採取して欲しいって言われて...」


A「その人はとんだ変人ですね」


康一「お願いします!
少しでいいんです!」
皮膚をください!」


A「すみません。
ちょっと何言ってるかわからないです」



全て無表情で会話している。


仕方ないだろう?


表情筋が仕事してくれないのだから。



A「はぁ...。
なんで皮膚が必要なんですか?
俺は別にギャングでもないし...」


康一「えっと...。
ある家系と君のDNAが凄く似ているらしくて、
どうなのかってことで調べるためらしい」


A「...父親の名前はルクジュ・エンジェ、53歳。
職業はギャングの下っ端。
女遊びが激しく、無理矢理することもある。
毎日、タバコと酒を欠かさない。

母親の名前はリルカ・エンジェ、45歳で旧姓はルマヌ。
職業はギャングの下っ端。
何回も離婚と結婚を繰り返して今やっと落ち着いた。
麻薬中毒者。

どちらとも親戚とは縁を切っている。
結婚して今年で25年目。
揃いも揃って自分の思い通りにならないと怒鳴り散らすタイプの人柄。
家事は俺に全て押し付けている。

っていう家族だけど一応、血の繋がりはあるから両親を調べた方が早いよ。
どちらかがその家系の人かもね。
ちなみに普段は家にいるよ」


康一「あ...。あっうん!そっか。
でも君の皮膚を取ってこいって言われてるから君のじゃなきゃ」


A「はぁ...。
面倒なのは嫌いなんですよ」

スタンド→←家族



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黒咲 莉亜 - な、なんと恐れ多い言葉っ...!! (2019年5月12日 20時) (レス) id: c2d88afda5 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉 - どの作品も最高すぎるっ!! (2019年5月12日 19時) (レス) id: 334eec0103 (このIDを非表示/違反報告)
黒咲 莉亜 - 更新頑張りますね!前作から読んでいただけているなんて...!!凄く感激ですっ!ありがとうございます!! (2019年5月11日 23時) (レス) id: c2d88afda5 (このIDを非表示/違反報告)
くとぅるふふっざけんな!(プロフ) - 前作から読んでます!自分好みの作品で続きが楽しみです!頑張ってください! (2019年5月11日 22時) (レス) id: b6db3cbd6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉 | 作成日時:2019年5月11日 12時

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